9月8日(現地7日)に発表されたiPod nanoの実物をAppleStore心斎橋で見てきました。

主力商品のminiを販売終了にして完全リプレースになったiPod nano。Appleは何を考えてるのか?と思いましたが、実物を見て納得。iPodの質感をそのままに薄く細くした感じで質感は悪くないし、その薄さはやっぱり驚異的。カラーも白と黒しかありませんが、オプションのケースを使えばカラーを楽しめるし、そもそもケースに入れて使うことを考えれば本体に色は必要無し。

これまでの流れから考えてすぐにサードパーティからいろんなケースが出てくるだろうから、サードパーティにそういった道を残しておくという意味でもカラーバリエーションが無いのは正解かもしれない、とも言えるように思います。shuffleの時のように品不足というわけでもなくて、買ってるお客さんも多数いました。miniの時には欲しいと思わなかったけれど、これは欲しいです。マジで。

一方、同じ日に発表となったSONYのウォークマン。従来使っていた”ネットワークウォークマン”ではなくて、ブランド名をカセットテープ時代の”ウォークマン”に変更だとか。商品デザインの方も従来のものとは異なり、出るたびに形が変わってるウォークマンは、基本的に同じデザインを踏襲しているiPodとは対象的です。楽曲の管理ソフトは、使いにくいと悪評ばかりだったSonicStageからCONNECT Playerに変わり、これがまたiTunesによく似ています。

ことデジタルオーディオプレイヤーに関しては迷走を続けている感があるSONYですが、圧倒的なアイデンティティを持っていたウォークマンと違って、今のウォークマンは完全にアイデンティティを持つことができていません。いっそのこと、ウォークマンという名前を使わずに居た方がよかったのではないか?その方がウォークマンのブランドが傷つかなかったのではないかと思ってしまうほど。iPodユーザーにはどうでも良い話なんですが、その昔ウォークマンに憧れた世代にとっては微妙な感じです。

あちこちで噂された通り、今日のイベントでiTunes Music Store Japanのスタートが発表され、うれしいことに発表と同時にスタートとなりました。1曲あたり150円と200円の2本立て価格で、100万曲ということ。アルバム単位で考えると1曲150円っていうのは、時間に余裕があればレンタルの方がいいかなと思うところもありますが、レンタルでは手に入らない古いものやレアなものを入手できるのはうれしいですし、ちょっと気になる曲を1曲だけ買ってみるっていうことができるのが魅力でしょう。いくつか参加していないレーベルもあるということで、期待したアーティストが無かったりしますが、今後に期待です。

実際に、Live8で演奏されたBeatlesの2曲とStyle CouncilのShout to the topを買ってみましたが、購入した音楽データがすぐに自分のライブラリに追加されて楽しめるiTunesの完成度の高さはスゴイと感じました。懐かし系の曲をいっぱい買ってしまいそうで怖いです。

8月4日に東京国際フォーラムでアップル主催の音楽イベントがあるというので、iTunes Music Store Japanのスタートを待っているユーザーの間では盛り上がりを見せている。

3月だ6月だと何度も噂されたiTunes Music Storeのスタートが今度は8月で噂されてきたが、今回はエイベックスが楽曲提供で合意したとか、上述の音楽イベントとか、その他にもスタートを予感させる様々なことが起こっているので間違いないと思う。もし、8月にスタートもしくはスタート時期について発表のいずれかがなかったら、iPodユーザーの一揆があってもおかしくないって言う状況。(^^;

値段とかDRMがどうなるか?とか心配な点はあるけれども、ともかく始まらないことにはどうしようもない。8月4日のイベントで何らかの発表があることを、出来れば今週くらいにはスタートすることを期待したいです。