日本のクリスマスの場合、25日まではクリスマスの装飾などでいっぱいになりますが、26日になるとすっかり消えさって「もういくつ寝るとお正月〜」って感じになりますよね。26日になると「早くツリー片付けなきゃ」って感じになります。

しかし、2日目にも書いたように25日まではキリストの誕生を待つ期間で、むしろ25日はクリスマスの始まりでありここからが本番なんです。25日の降誕に始まって、1月1日が命名日、1月6日が受洗日があり、6日までが降誕節(クリスマス)なんです(教会、宗派によっても異なります)。

何かの前の日の夜のことを「○○イブ」とか、その前の日を「イブイブ」と言うようことがありますが、これは「クリスマスイブ」についての誤解から生まれた表現です。

「クリスマスイブ」とはクリスマスの「前の夜」と思われていることが多いのですが、「クリスマスの前の夜」ではなく「クリスマスの夜」というのが正しいのです。「イブ」とは英語でいう”Evening”のことで夜を指します。そして、キリスト教における1日は日没から次の日没までを言うのです。

つまり、イエス・キリストが生まれた日の夜だから「クリスマスイブ」なわけです。前夜というよりむしろ当夜です。じゃ、25日の夜は?というともう降誕日の次の夜ということになります(降誕日という言葉を使ったのには理由がありますが、それはまた次の機会に)。

このあたり、ピンとこない方も多いと思いますが、クリスマスにまつわる聖書の物語を知ればよくわかると思います。その話も別の機会に。

3日目だけど、まだまだ”Advent”ネタで引っ張ります。 🙂

この記事はネットの「Advent Calendar」の一環として書いていますが、そもそも「Advent Calendar」とは、一日にひとつ窓のあるカレンダーを毎日開けていき、中のお菓子やプレゼント、場合によってはメッセージを楽しむものが本来のAdvent Calendar」ですね。

このように、イエス・キリストの生誕を待ちわびて一日一日を過ごしていくのです。

その他にも「ジンジャーブレッド」(形は様々ですが、クリスマスツリーの飾りにも使われる人形型のビスケットみたいなやつもジンジャーブレッド)を日数 x 家族の人数分作って、一日一枚を食べていくとという過ごし方もあるようです。

ジンジャーブレッド