せっかくの三連休、夕べ隣町のお祭りに行っただけなのでどっか行きたいなと思っていたのですが、ママの提案により映画を観に行くことに。里紗が「借りぐらしのアリエッティ」も候補に挙げたのですが、ママと里紗は3Dの映画を観たことがないので「TOY STORY3」に決定しました。
前提として、
- TOY STORYシリーズはストーリーが良い
- 3DはCGの方が合ってると思う
という先入観はあったのですが、結果的にその通りでストーリーも映像もとっても良い映画でした。
ストーリー
ストーリーはネタバレになるので書きませんが、つまりはウッディ達の持ち主アンディが成長して別れの時が来たという設定。
でもちょっとした手違いが重なって冒険が始まる、という展開としてはこのシリーズ全部に通じる展開なのですが、なぜかいつもハラハラさせられてしまいます。
おもちゃと子どもの別れをおもちゃの視点から観た世界と子どもから観た世界の両方を描いていて、とても純粋な気持ちにさせられるストーリーでした。
3D表現
映像は、すごいです。やっぱり3DはCGとの相性がいい。元々最近のCG映像は質感とかかなりリアルなんですが、そこに3Dが入るともう限りなく実写です。
というか、実写の3D映画よりも実写に近い感じ、3Dの実写だと感じる不自然な感じがなく観ていてもとても自然に感じました。
リアルな質感
人間以外の全てのモノの質感はものすごくリアルに表現されています。屋根の上、部屋の中、ゴミの中、すべてが実写と見間違うばかりのリアルさ。そんな中で人間は明らかにリアルな描写を避けている、ここをリアルにしてしまうと本当に実写と見分けがつかなくなりますからね。
あと、ウッディ達がおもちゃとしての姿に戻った時の動き、さっきまで自分で動いていたことが嘘のように完全におもちゃを演じている、そう見えるので不思議です。ここもかなりリアルに表現されています。
子ども向けには良い映画です
アニメーション映画だし3Dで公開されている作品なので、もっと3Dを強調した演出(物体が飛び出してくるとか)があるのかなと思っていましたが、そういったことはありませんでした。過大な演出は小さな子どもにはストレスになるかもしれないので、そういったところを考慮してなのかもしれません。もっともこの映画はそんな演出は不要だと思いますけど。あと、海外の映画の場合吹き替えでもどうしても避けられないのが映像の中に出てくる文字。ここはどうしても英語になってしまって、ここだけは字幕になることが実写映画ではあるのですが、そこはそれCG作品なので映像の中の文字も日本語に置き換えられています。CGだから出来るのですね、なので舞台がアメリカであるということを除けば完全に日本の映画の感覚で観られます。本当に子ども向けには良い映画だと思います。
Special Thanks
エンドロールも最後まで観ましたが、Special ThanksにSteve JobsとHayao Miyazakiの名前がありました。宮崎駿の方は言うまでもなくトトロ人形の出演でしょうけれど、Jobsは機材でも提供したんでしょうか、PIXERの元CEOですしね。