ビートルズのメンバーが設立したイギリスのレコード会社Apple Corps.とアメリカのApple Computerの間での訴訟が先月末から始まっている。

以前に、英Apple Corps.が米Apple Computerに対して”Apple”の商標侵害で裁判になったことがあり、その時は米Apple Computerが音楽事業でAppleの商標を使わないということだったらしい。
元々Apple ComputerはMacintochというコンピュータのメーカーだったわけだけれど、今はiPodやiTunes Music Storeの方が知名度があるという状態で、コンピュータ業界だけでなく音楽業界でも名を馳せている。

これが、和解条項に違反しているということで再度の訴訟となったとのこと。

個人的には、AppleがiTMSやiPodで事業をすることによって、Apple Corps.に影響を与えたとは思いにくいし、争うほどのことでも無いんじゃないかと思う。
Mac&iPodファンであり、ビートルズファンの私としては微妙なところ、是非平和的に解決して欲しいものだ。

その一方で、ビートルズの楽曲を音楽配信用にリマスターしているという話もあり、Apple Corps.の関係者が認めているとのこと。配信元はiTMSになるという噂もあって、「だったら今の訴訟は何?」ってことになる。

まぁ、ビートルズは全部CD持ってるのでiTMSで販売が始まっても買うことは無いだろうけれど、未発表曲とかが出てくるのだったら嬉しいな。(^_^)

Appleの株が一気に10%アップしたらしい。Windowsをサポートするということはやっぱり影響力があるんだな。
Boot campでWindowsを起動出来るようにするということは、Appleにとって2つの意味があると思います。一つは、WindowsユーザーをMacにスイッチさせる可能性があるということ。既存のWindowsユーザーが一気にMacになだれ込むとは思いませんが、Macに憧れるけれどやむなくWindowsユーザーを使っているユーザーにはかなり影響があるでしょう。

もう一つは、ハッキング防止。MacにIntel CPUを採用すること、Intel CPU用Mac OS Xが既にある程度動作していることを昨年発表してからというもの、どうやってMacでWindowsを動かそうか、どうやってDELLのPCでMac OS Xを動かそうかと考えている連中がどっさりでてきました。

実際、MacでWindows XPを動かそうというコンテストも行われたりしてあちこちで腕に覚えのハッカーがチャレンジしています。つまり、AppleがWindowsをサポートしないと言い続けてもそういう連中は耳を傾けないのです。
でも、Appleが公式にサポートすることで、そういったハッカー達の興味を削いでMacのプラットフォームを荒らされるのを防ぐという意味があるような気がします。
逆に、今度はWindowsマシンでMac OS Xを起動する方が熱を帯びてくるのではないかな?
でも、この辺りはMacにハードウェアのシグネチャーを埋め込んでそれが無いとMac OS Xが起動しないようにするといった対策がされているような気がします。
それを超えるハッカーが出てくるか?

これは驚いた、MacにIntel CPUが搭載されることでWindowsをMacで動かそうとする人がかなり多くいたようだけれど、Appleがこんなにも早くWindowsの起動のサポートを表明するとは!
ソフトウェアの名前は、Boot Camp。まだPublic βの段階だけれど、次期Mac OS Xに搭載の機能の一つになるらしい。
使用するOSは起動時の選択になるので、Mac OSが立ち上がった状態でWindowsを起動するVirtual PCみたいな仮想マシンでもなさそう。
これでWindowsからMacに切り替えるユーザーも増えるのかなぁ