一旦、小難しい話は終わりにしてクリスマスソングの話題を取り上げてみたいと思います。

クリスマスをテーマにした曲で有名なものはたくさんありますが、自分の中で一番のお気に入りは”Last Christmas”。何年か前にEXILEがカバーしたので、そちらをイメージする方も多いと思いますが、オリジナルは”Wham!”という80年代に人気のあったイギリスのデュオ。

私は当時流行った12インチシングルも持ってましたし、何も見ずにフルコーラス歌えます。 🙂

日本のクリスマスの場合、25日まではクリスマスの装飾などでいっぱいになりますが、26日になるとすっかり消えさって「もういくつ寝るとお正月〜」って感じになりますよね。26日になると「早くツリー片付けなきゃ」って感じになります。

しかし、2日目にも書いたように25日まではキリストの誕生を待つ期間で、むしろ25日はクリスマスの始まりでありここからが本番なんです。25日の降誕に始まって、1月1日が命名日、1月6日が受洗日があり、6日までが降誕節(クリスマス)なんです(教会、宗派によっても異なります)。

何かの前の日の夜のことを「○○イブ」とか、その前の日を「イブイブ」と言うようことがありますが、これは「クリスマスイブ」についての誤解から生まれた表現です。

「クリスマスイブ」とはクリスマスの「前の夜」と思われていることが多いのですが、「クリスマスの前の夜」ではなく「クリスマスの夜」というのが正しいのです。「イブ」とは英語でいう”Evening”のことで夜を指します。そして、キリスト教における1日は日没から次の日没までを言うのです。

つまり、イエス・キリストが生まれた日の夜だから「クリスマスイブ」なわけです。前夜というよりむしろ当夜です。じゃ、25日の夜は?というともう降誕日の次の夜ということになります(降誕日という言葉を使ったのには理由がありますが、それはまた次の機会に)。

このあたり、ピンとこない方も多いと思いますが、クリスマスにまつわる聖書の物語を知ればよくわかると思います。その話も別の機会に。