小学生〜中学生の頃にミステリーをよく読んでいました。海外のものでは、主にシャーロック・ホームズとかアルセーヌ・ルパンで、その他にはその都度出会ったものをぼちぼちと。
もちろん、アガサ・クリスティのことも知っていてエルキュール・ポワロが出てくる作品はいくつか読んだ筈(でも忘れた)で、ミス・マープルものは読んだことが無い、レベル。
この小説ももちろんタイトルは知っていたし、10人の人物が一人ずつ死んでいく話というレベルでは知っていたのですが、なぜか読んだことはなく。里紗がずっと前に買ったものを借りて読んでみました。
内容は…詳細はともかくとして、まぁよく出来たストーリーだとは思います。10人が島に集まる冒頭の部分がかなり雑な感じはしますが、まぁそれはそれとしてインディアンの少年の歌の通りに人が亡くなっていくというのは日本で言うと横溝正史っぽいね。作風もなんとなく似てなくもない。
あと全体的に軽い感じ、良く言えば読みやすいということですが、なんとなく”ひねり”というか”そう来たかぁ”といった感じがなかったのが多少残念ですが総評としては悪くなかったです。
うーん、良かったという感想なのかそうでもなかったということなのかよく分からない内容になってしまいましたが、読んで後悔はしていません。娘と読む本を共有できるようになった、という意味ではよかったと思ってますが、それは本の内容とは関係ないですね…