2007年8月9日 富良野・美瑛
1日目(出発〜富良野) | 2日目(美瑛・富良野) | 3日目(富良野〜積丹) | 4日目(積丹〜ニセコ) | 5日目(ニセコ〜支笏湖)
4日目、ニセコへ
積丹の宿を出て、海岸線を走りニセコを目指します。里紗が海で遊びたがっていたので、とりあえず旅館近くの海岸へ。 でも、近くに車を止めることが出来なかったので、ここはママと里紗だけで降りて行きました。砂浜でちょっと遊ぶには良さそうだったのですが、なにしろ車を止められないとお父さん は車で留守番になるので早々に引き上げ、経由地の一つである島武意海岸を目指すことにしました
この島武意海岸というのが奇麗なところだということでどうせ遊ぶならそういうところの方がいいだろうということだったのです。
しかし行ってみると、今度は黄金岬と逆で降りて行くコース。せっかくここまで来たのだから降りて行くことにしたのですが、思っていた以上に遠かった...降りるだけでもうへとへと。 島武意海岸は砂浜ではなくて、石がごろごろしたところで遊ぶというわけにはいかなかったのですが、それでもママと里紗は裸足になって海の水につかっておりました。波が結構強くて里紗なんかもう少しで全身に水をかぶるところで 結構危なかった。海は注意しないといけませんね。あと、降りてみてわかったのは、上から観た方が奇麗だということ。天気のせいとか波が多少高かったせいもあるのかもしれませんが、上から観た時よりもスゴく奇麗な水〜って感じではありませんでした。 それでもやっぱり水の音はいいですね、海にしても川にしても波の音とか水の流れる音というのは聴いていて気持ちの良いものです。
岬の湯しゃこたん〜神威岬
そこから更に海岸線を走ると「岬の湯しゃこたん」の看板が。ガイドブックで温泉があるのは知っていたし島武意海岸への下り上りで汗をかいたので入って行くことにしました。 ここには日本海に面した露天風呂があったのですが、これが気持ちいい!海を眺めながらのお風呂は最高によかったです。海岸で遊んでいる子ども達の声も聞こえてくるぐらい海が近くて、いつまででも入ってても良かったですよ。 (さすがにカメラ持ち込むわけにはいかないので、露天風呂の写真はありませんが...証拠の看板だけ)
お風呂でさっぱりして更に海岸線を進み、経由地の一つ「神威岬」めざします。ここは、義経伝説の地で義経を慕った女性が「和人の船、婦女を乗せてここを過ぐればすなわち覆沈せん」という恨むの言葉を残して身を投げたところで、 女性が立ち入ると海が荒れ、船が転覆するというので女人禁制だったそうです。でも、この日は風が強くて女人どころか誰も入ることが出来ませんでした(笑)。
強風に立ち向かって岬の途中までは入れたのですが、途中からは強風のため立ち入り禁止。写真でもママと里紗の髪の毛の様子で風の強さが分かると思います。
一通り回った後駐車場の売店で積丹の海の色「シャコタンブルー」のソフトクリームを食べました。すっきりした味で美味しかったです。
宿へ向かうが、早すぎた...
神威岬を出ていよいよニセコに向かいます。この日の宿はオーベルジュ「メゾン・ド・マジック」あちこち寄り道して行った割には早くついてしまって到着が14時。 チェックインは15時ということなのでとりあえずどこかで時間をつぶすことに。「メゾン・ド・マジック」の方にどこか良いところは無いか聞いて、お土産物屋さんがあるところを教えていただいたき、とりあえずそこへ向かうことに。
教えて頂いたのは、ミルク工房。羊蹄山がよく見える広い敷地の中に地元の牧場が経営しているケーキやアイスクリームのお店や硝子の小物などを売っているお店がありました。
たまたまこの日は、芝生のエリアで移動遊園地みたいなことをやっていて、柵で囲った中に何種類かの動物がいました。近くには「北海道エコ・コミュニケーション専門学校 ペットビジネス学科」と書かれた車が停まっていたので、 この学校の実習みたいなことを兼ねていたのかもしれません。ここに居た動物は、
- 鷹
- ミニブタ(といってもかなり大きかったけど)
- コールダック
- ダマヤブワラビー
- うさぎ
- モルモット
- みみずく
- 合鴨の子ども
最初里紗は「入ってもいいのかな?」みたいな感じでもじもじしていてなかなか入って行かなかったのですが、一度入ったら一番長く居たのは里紗だったんじゃないかなというぐらいずっと動物に触っていましたよ。 里紗って接してみればどんどん話が出来るのに、最初はなかなか恥ずかしがって人と接することができないところが困ったところです。
どうぶつの中には鷹やみみずくといった鳥もいたのですが、繋がれているわけでもなく100mほど離れた二人のスタッフ間を行ったり来たりしていました。えさでコントロールしているらしいのですが、それでもちゃんとスタッフのところへ飛んで行くのは大したものです。 鷹はもちろん大きな鳥なんですが、みみずくも結構大きくて空を飛ぶ姿はかなり迫力がありました。
ここでは引き馬に乗れたので(これは専門学校とは別の様です)、里紗が乗ってきました。引き馬に乗るのはこれで三度目なんですが、里紗は馬に乗るのがかなり気に入ってるみたいで嬉しそうに乗っていました。この時も馬を引いているお姉さんと何か話していたようですが。 馬に乗った後、乗った馬とは別の小型の馬(ポニー?)ににんじんを食べさせることができるのですが、なかなか食いしん坊なやつで貰った人参を飲み込む前に次のをくれと口を開けて待っている(笑)。 あっと言う間に食べてしまって、それでも欲しがるので空になった皿をみせると「もう用は無い」といわんばかりにあっち向いてしまいました、なかなか慣れたもんです(苦笑)。
再び宿へ
時間をつぶすつもりがすっかり楽しんだのであっと言う間にチェックインの時間が過ぎ、動物とひとしきり遊んだ里紗も満足したので再び宿へ向かいました。 今日の宿はオーベルジュ。オーベルジュとは「宿泊施設付きレストラン」のことで宿というよりも食事がメイン。フランス等では食事時にワインを飲むのが普通ですが、飲んだ後車で帰るという わけにもいかないので宿泊できるレストランみたいなものが多いんだそうです。食事メインのペンションといったところでしょうか。
今回泊まった「メゾン・ド・マジック」も部屋は狭く、ベッドとユニットバスがあって空きスペースに荷物を置いたら座る場所は必然的にベッドの上、みたいな感じでした。 その代わりというわけではないのですが、部屋を出たところに共用のリビングスペースがあって、そこにテレビと漫画が置いてあって自由に読めるようになっています。 チェックインしてから食事の時間まではこのリビングスペースで里紗とお父さんは漫画を読んでいたのですが、この時お父さんが読んでいたのは「悪魔(デイモス)の花嫁」という少女漫画。 少女漫画といっても主人公の周りに様々な事件が起こるオムニバス形式のサスペンスものです。昔読んでいたことがあったので懐かしくてハマってしまいました。美瑛の「バビル二世」に続いて漫画にハマってしまったのはココでした(笑)。
夕食はフレンチのフルコース
お楽しみの夕食、お父さんとママはフレンチのフルコース、里紗は子ども用メニューを頂きました。
メニューは口頭での説明だけだったのでちゃんと覚えてないのですが(^_^;、前菜〜冷製スープ〜魚料理(舌平目と帆立貝のミルフィーユ)〜肉料理〜デザート(チョコレートケーキ)とどれも味はもちろん見た目もすばらしくて、一部自家製の野菜やハーブを使っていました。 肉料理の前にはちゃんとお口直しの氷菓子も出してくださいましたよ。子ども用メニューの方は、オムライスにエビフライ、ハンバーグと子どもの好きなメニューが並んでいるのですが、もちろんファミレスで食べるのとは違います。 エビフライのエビも大きくて里紗も大満足。でも里紗にはちょっと多かったのか残したのでお父さんがしっかり頂きましたよ。(^_^)
ここはオーナー夫妻だけでやっておられるようなのですが、奥さんは主にオーダーを取ったりサーブされているので作っておられるのはご主人がメインの様でした。
最後の夜にやっと出会えた満天の星空
夕食が終わって、また少しリビングで漫画を読んだ後ベッドに入りました。部屋にはロフトスペースがあってそこにも布団をしいてくれてあったので、当然里紗はロフトに。 天窓もあったので雲がなければ星が見えるなぁと期待しつつ眠りにつきました。
夜中の1時頃にママが起きて外を見ると星がいっぱいでている!さっそく里紗を起こして天窓から見ましたが天窓からでは狭くてよく見えない。ということで、夜な夜な表へ星空観察に出かけました。 北海道でずっと見たかった星空に最後の夜に出会えました。星座盤を持って出たのですが、懐中電灯を持っていなかったので暗いところだと星座盤が見えない。でも外灯のある明るいところへ出ると星が見えにくい。 明るいところで星座盤を見て暗いところに移動して空を見るとか試したのですが、やっぱりダメ。あまりにもたくさんの星が出ていたのでどの星がどれかなんてわからない、せいぜいカシオペア座がやっとわかるぐらい。 学校で習った夏の大三角を探そうとしていたのですが、大三角なんていっぱい作れるぐらい星があるなぁと里紗と話していました。でも、これだけの星が見れたのだからよかった。北海道でどうしても見たかったからね。 20分ぐらい外に居たでしょうか、はじめて見る満天の星空に里紗も満足してまたベッドに戻りました。
リンク
1日目(出発〜富良野) | 2日目(美瑛・富良野) | 3日目(富良野〜積丹) | 4日目(積丹〜ニセコ) | 5日目(ニセコ〜支笏湖)