1月10日にリリースされたiTunes 6.0.2で、ユーザーのライブラリ情報に基づいてiTMSの曲の中から関連する曲やアーティストを表示する機能が追加された。初めて見た時「面白いなー」と思ったけれどうちのG3/500では余計なことされるとパフォーマンス的にちょっと厳しいかもしれない。

こんなことを考えていた矢先、この機能がプライバシー(個人情報)の流出に当たると指摘している人たちがいるらしいというニュースを見た。まぁ確かにそうかもしれない、自分は以前の仕事でやはりユーザーの好みに応じた情報を表示する様な機械の開発を担当していたことがあったので、こういう世界には割と寛容なところがある。というか、こういう面白いことはどんどんやれ!と思ってしまう。もちろん、相手次第ではあるけれど。何しろ自分は初代からのiPodユーザーなのでiTunesなら許してしまう部分があるのは否めない。

日本でも個人情報保護法の施行前後にこの手の話題はよく取ざたされていたけれど、こういうことで騒ぐやつに限って自分で自分のプライバシーを守っていないことも多いんじゃないかと思う。自分がこの手の話題に寛容というのは、先に書いた理由だけはなくて、自分は自分の情報をそれなりに管理しているという自負もあるから。
例えば、メールアドレスはいくつか使い分けていて、基本的には個人的なやりとりと一部のサイトにしか登録していない本命アドレスと、いつでも変更できるようにしてある転送専用アドレスと、迷惑メールがこようがなにしようがかまわないし、いつでも使うのを止められる捨てアドレスの大きくわけて3つ。パスワードも適宜使い分けている。

しかし世の中には個人情報をばらまきたい人も多く、メールのシグネチャー(署名)に住所、氏名、自宅電話番号、携帯電話番号、持ってるメールアドレス全部、携帯のメールアドレスとシグネチャーに書けるだけの個人情報を書いている人もいる。こういう人とメールのやり取りをすると、小一時間語ってやろうかと思うこともある。たとえば、営業も兼ねていてある程度のリスクは覚悟でそれでもビジネスチャンスを広げるために書いているというのならまだしも、毎回メール送るごとにそんなにばらまいてどうするの?と思う。

ちなみに私のメールのシグネチャーは、


Kenichi ‘JOHN’ Wakabayashi with iBook

となっている。出来れば、最後の部分はできるだけ早い時期に”MacBook Pro”に変えたいとは思っているけれど…
以前は、ホームページのURLを書いていたり、メールアドレスを入れていたりしていたのだけれど、メールアドレスを使い分けるようになってからはシグネチャーを使い分けるわけにもいかないのでメールアドレスは外し、ホームページのURLも外した。そもそも、私の知り合いでホームページのURLを教えたい相手には大抵教えているから、いちいちシグに書く必要はないし、メールアドレスはFromを見りゃいいんだからこれもシグに書く必要なし。どうしても伝えたい相手なら本文中に書けばいいだけ。もっとも、うちは独自ドメインなので、メールアドレスの@から右側にwww.を付ければ嫌でも到達するのだけれど…
いろんな形でメールを使うことが多くなったので、相手が必ずしも知り合いだったり信用できる相手とは限らない。例えば、どっかの会社にメールで問い合わせ入れるにしても、そこの担当がイイ奴とは限らないのだから、与える情報は最低限にしておくべきと思う。

これを読んだ機会に、自分のシグネチャーを見直すことをおすすめしたい。

ところで、プライバシー保護とセクハラはかなり似ていると思う。DMでも自分の気に入ったお店やブランドから来るものなら歓迎するけれども、そうでないものはただのスパムであり個人情報を使われてるって感じがする。どんなにえげつないエロトークでも男前のさわやかなお兄ちゃんならセクハラにならないけど、脂ぎった親父だと近づいただけでもセクハラ。世の中そんなもんですよね?

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