スタンフォードの自分を変える教室

正直なところ「本屋でよくみかける」という理由だけでKindle版を衝動買いして読みました^_^;
タイトルは「自分を変える教室」ですがテーマは「自分自身の意思をコントロールする力を身につける」ということです。

といっても、「精神論」「自己啓発」みたいなことではなくて科学的な実験を交え、「なぜ人間はやろうと思う事が出来ないのか?なぜしないでおこうと思う事をせずにはいられないのか?」ということを解説し、それぞれにどのように対処できるか?ということを解説しています。

言い訳して先延ばしないようにすること、一つ努力したご褒美として悪い事をしてもいいと思わないこと、報酬が得られる予感がしたとしても必ずしも報酬になるとは限らないこと、良いことも悪いことも周囲の人から影響を受けるということ、未来の自分に責任を負わせないこと、等々どれを取っても耳が痛いというか誰もが経験したようなことばかりの連続です。

この本にも「意思力とは筋肉のようなもので鍛え続けないと弱くなってしまう」とあるように、読み終わった今はそれなりに鍛えられたような感じがしていますが、これを継続しなければまた元の自分に戻ってしまうんだろうな。エッセンス、特に自分が気になるとところを書き出して毎日読み返すぐらいでもいいのかもしれません。

人間の「意思」ということについて科学的に述べられているので、最初から最後まで非常に興味深く飽きずに読み進められる一冊でした。

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