Appleの株が一気に10%アップしたらしい。Windowsをサポートするということはやっぱり影響力があるんだな。
Boot campでWindowsを起動出来るようにするということは、Appleにとって2つの意味があると思います。一つは、WindowsユーザーをMacにスイッチさせる可能性があるということ。既存のWindowsユーザーが一気にMacになだれ込むとは思いませんが、Macに憧れるけれどやむなくWindowsユーザーを使っているユーザーにはかなり影響があるでしょう。

もう一つは、ハッキング防止。MacにIntel CPUを採用すること、Intel CPU用Mac OS Xが既にある程度動作していることを昨年発表してからというもの、どうやってMacでWindowsを動かそうか、どうやってDELLのPCでMac OS Xを動かそうかと考えている連中がどっさりでてきました。

実際、MacでWindows XPを動かそうというコンテストも行われたりしてあちこちで腕に覚えのハッカーがチャレンジしています。つまり、AppleがWindowsをサポートしないと言い続けてもそういう連中は耳を傾けないのです。
でも、Appleが公式にサポートすることで、そういったハッカー達の興味を削いでMacのプラットフォームを荒らされるのを防ぐという意味があるような気がします。
逆に、今度はWindowsマシンでMac OS Xを起動する方が熱を帯びてくるのではないかな?
でも、この辺りはMacにハードウェアのシグネチャーを埋め込んでそれが無いとMac OS Xが起動しないようにするといった対策がされているような気がします。
それを超えるハッカーが出てくるか?

これは驚いた、MacにIntel CPUが搭載されることでWindowsをMacで動かそうとする人がかなり多くいたようだけれど、Appleがこんなにも早くWindowsの起動のサポートを表明するとは!
ソフトウェアの名前は、Boot Camp。まだPublic βの段階だけれど、次期Mac OS Xに搭載の機能の一つになるらしい。
使用するOSは起動時の選択になるので、Mac OSが立ち上がった状態でWindowsを起動するVirtual PCみたいな仮想マシンでもなさそう。
これでWindowsからMacに切り替えるユーザーも増えるのかなぁ