NEW

昨年発売された”Kissing on the bottom”に続く、Paul McCartneyの新アルバムです。前作はPaul McCartneyにしては珍しくJazz Standardのカバーでしたが、今回は完全新作。

“Back to the beatles”という触れ込みだったのですが、ものすごく”The Beatles”色が濃いというわけでもなく。でも、タイトル曲は”The BeatlesのPaul McCartney”らしさが出ていて好きです。

日本公演では、このアルバムの中から2,3曲は演るのでしょう、楽しみです。 🙂

  1. Save Us
  2. Alligator
  3. On My Way To Work
  4. Queenie Eye
  5. Early Days
  6. New
  7. Appreciate
  8. Everybody Out There
  9. Hosanna
  10. I Can Bet
  11. Looking At Her
  12. Road
  13. Turned Out
  14. Get Me Out Of Here
  15. Struggle
  16. Scared

Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学

Apple(Steve Jobs)が実践するSimpleとは何か?他の企業とは何が違うのか?Simpleさにどんなメリットがあり、どんな困難があるのか?をNeXTとAppleの広告を担当した広告代理店のクリエイティブディレクターがAppleとの仕事の中で経験した実例を用いて紹介しています。

発売は随分前ですが、Kindle一周年記念キャンペーンで安かったので、この機会に買った次第 ;-p

一部、「それは見方によっては変わるんじゃ?」という部分があるものの、概ね納得の内容です。AppleとかSteve JobsのSimpleに対するこだわりは色んなところで語られているので、よく知ってる方には新鮮味が無いかもしれませんが、「Think differentキャンペーン」「iMac命名」などSteve JobsがAppleに復帰してからのエピソードがマーケティング視点で語られているのは大変興味深かったです。

Apple好きなら読んでおいて損は無いと思います。 🙂

クラウドからAIへ

つい最近、身近なところで話題になっていてその場で即買いしました。

タイトルだけ読むと意味が分からない本ですが、内容はすっきりさっぱりとAIの歴史と現状がよくわかります。その中で特にクラウドということにフォーカスされているわけではないと感じましたので、なぜこのタイトルなのかはよくわかりませんでしたが…。

でも、内容は整理されていて非常に分かりやすくまとまっていると思います。「ビッグデータ」と言われるものがどんなものなのかがおおよそ分かるような気がします。それでも掘り下げて行くと分からないところは多々有りますが。

例えば、学習システムがビッグデータを飲み込んで理解していくとはいえ、そのデータの個々の意味についてはやはり何らかの形での意味付けとか属性みたいなものが必要だと思うのですが、もしかして意味付けすらも自分で学習して類推するんだろうか?とかね。

AIとIAの対比も面白いんだけど、AIとIAは決して対立するものではないし、IAは人に負担を押し付けるものではないと思います。

例えば、レコメンドシステムではユーザーの傾向は類推出来ても、今(right now)を完全に言い当てることは難しいと思うので(将来的にはもしかしたら可能なのかもしれませんが)、ファセット検索みたいなユーザーインターフェースでユーザーが望むものを選びやすいように誘導してあげることも必要だと思います。

そういう意味では「Siri」みたいな対話形式の場合は、そういう提示の仕方が出来ないのでAIの精度がより要求されますね。

などと偉そうなことを言ってみますが細かいことはさっぱりわかりません。でも、興味深い分野であることは確かです、久しぶりにワクワクサクサク読める本でした。 🙂