Gravity

宇宙空間で作業中、ロシアが衛星を破壊したことにより飛来した破片でトラブルに見舞われ、地球への帰還を試みる物語。無重力空間の中、限られた装備で思うように動くことができない、そんなもどかしさがリアルに表現されていて観ている方も力が入ってしまう、そんな映画です。

出演は、ジョージ・クルーニーとサンドラ・ブロックの二人だけ(通信相手と顔の出ない作業者1名を除いて)、サンドラ・ブロックが、とても49歳とは若々しい姿なのには驚かされます。

自分はIMAX 3D観ましたが、3Dはあまり多用されていなくて、「3Dはしんどい」と思われる方でも楽ですが、いっそ3Dじゃなくてもいいんじゃない?とも思いました。それでも、IMAXの大画面と音響で観る価値はあります。

音と言えば、宇宙空間の静寂さが表現されていて、これが臨場感を増しています。途中のBGMは無しで、全編宇宙空間の音だけでやり通して欲しかった。

邦題は「ゼロ・グラビティ」(無重力)ですが、原題の”Gravity”(重力)の方がしっくり来ます。それはなぜか?観れば最後の最後に分かります。 😉

Steve Jobs 1995 Lost Interview

Mac/iOS用ソフトウェアの「Panic Japan」さん主催の「スティーブ・ジョブズ1995 〜失われたインタビュー〜」をみんなで鑑賞会に行ってきました。

神戸元町にある「元町映画館」で、上映一回分を丸ごと貸し切りにしてくださったのに、全員ご招待という太っ腹な「Panic Japan」さんに感謝申し上げます。アメリカの本社からわざわざ社長さんも参加されていました。

内容は、1995年Appleに復帰する前のSteve Jobsがテレビ番組のインタビューに答える様子にナレーションを加えたもので、70分ほどSteve Jobsが喋りっぱなしです。一般的な映画のイメージには程遠いですが、余計な装飾が無い分、純粋に思う存分Steve Jobsが楽しめます 🙂

冒頭、「一部事実と異なる部分がありますが、本人の発言を尊重してそのまま日本語訳をつけてあります」という注釈がつくのが笑えます。確かに、一部「あれ?」と思うところがあります。 :-p

伝記やその他の書籍で創業当時のAppleの逸話を読むことはできますが、やはりSteve Jobs本人が話している様子を見るのは特別です。Microsoftに対するストレートな意見、当時始まったばかりのWebに対する展望など、ただのインタビューなのに笑えたり、感心させられたりすることが多い。当時ではなく、今観るからいいのかもしれない、と思いました。

日本語訳は一部端折られているところがあり、意味のわかりにくいところがありますので、出来れば本を合わせて読んだ方がいいかもしれません。私は帰り道にkindle本を買いました。


Panicについて

今回、鑑賞会を企画してくださった「Panic Japan」さんについて、ご紹介。

本社はアメリカはオレゴン州のポートランドにある会社で、冒頭にも書いた通りMacとiOS向けのソフトウェアを開発・販売しています。詳しくは、サイトを見ていただければわかりますが、サイト同様ソフトウェアも美しくてシンプルなデザインを取り入れられています。

私は、Transmitに始まり、Prompt、Coda、Coda2と使っていますが、どれもお気に入りなんですが、今回ご招待いただいたお礼の意味も込めて簡単にご紹介。ステマじゃないよ 😉

Mac用FTPクライアントの「Transmit」は複数の転送を並列して実行させることが出来ますので、時間のかかる転送処理の途中でも次の新しい処理を開始させることができ、ストレス無く作業が進められます。

iOS用SSHターミナルの「Prompt」は、iPhoneやiPadからSSH接続出来るので、ちょっとしたサーバーのメンテナンスがどこからでもできる。CtrlやTabなどのメタキーは独立して用意されているのでターミナル操作を使い慣れた方なら便利だと実感できます。

Mac用統合Web開発環境の「Coda2」は、FTP/SSH/エディタ/ファイル管理の機能を統合させたアプリで、一つのウィンドウの中でWeb開発に必要な機能がまとまっています。更新したファイルだけをボタン一発でアップロードとか、統合環境ならではの使いやすさがあります。

最近は、iPad用アプリの「Status Board」にも注目していますが、これはまだ手が出せていません。このアプリは使うだけじゃなくて、中身を作る方が楽しそうなので、トライしてみるつもりです。

あ、後半の方が長くなった… :-p

STAR TREK Into Darkness

オリジナルシリーズをベースにキャストを一新して製作された劇場版”STAR TREK”の2作目を観てきました。前作がキャスト総入れ替えということでどうなるのかなと思っていましたが、オリジナルの雰囲気を壊すことなく新しいキャストがそれぞれのキャラクターを演じていて、且つ最新の特撮技術で表現された映像は洗練され、よりリアルに未来を表現していたので、オリジナルシリーズファンでも十分納得いく内容でした。で、この2作目にも期待していたのですが、期待以上の作品でした。

ストーリーはネタバレになるので触れませんが、オールドファンなら「あー」と思うこと間違いない。「どっかで聞いた名前」「どっかで見たシーン」も出てきます、もっとも「どっかで見たシーン」と本作のそのシーンでは立場が逆なんですが^_^;

IMAX 3D 字幕で観てきましたが、IMAXで観る価値のある映画でした。最初から最後まで大迫力の連続で、特に終盤は「もうこれで終わりかな?」と思っても次から次へと展開が進み、最後まで息のつけない状態で観終わってからぐったりって感じでした。

IMAX 3Dの迫力は凄い、高精細な3D映像は自分がそこにいるような臨場感を与えてくれます、エンタープライズのブリッジを外から見たところなんてまさしく敵の視点が、部屋の中のシーンは自分が同じ部屋にいる感覚を再現してくれます。槍とか残骸とかが自分に向かって飛んでくるので思わず反応してしまいます^_^;

古い話を知ってる人なら「ニヤッ」と楽しめますが、知らなくても十分楽しめる作品です、是非3Dで出来ればIMAXで観ることをおすすめします^_^。