一つ前に「キャンドルライトサービス」のことを書きましたが、キリスト教では礼拝のことを「サービス」といいます。これは、キリスト教の礼拝がキリストの血と肉であるパンとぶどう酒をいただく食事会であって、食事を振る舞う会だからです。

今でも日曜日の礼拝では「パンとぶどう酒」をいただきます。パンといっても教派によって本当のパンを使うところもあれば、「ウエハー」と呼ばれる薄焼きのものを使うところもあります。無発酵か発酵かも教派によって違います。

キリスト教の礼拝が「サービス」と呼ばれるのは、食事会だからなんです。

24日の夜(クリスマスイブ)、教会では「キャンドルライトサービス」が行われます。「キャンドルライトサービス」というと結婚式の披露宴で行われるものの方が知られていますが、本来はキリスト教の儀式です。

多くの教会では24日の夜、19時ごろから照明を落とした礼拝堂でキャンドルの灯りだけの頼りに聖書のキリスト誕生にまつわるストーリーを読み、クリスマスキャロルを歌ってキリストの誕生をお祝いします。

キャンドルの灯りだけの礼拝堂はとても厳かな気持ちになれます、クリスチャンでなくても参加OKなので是非一度キャンドルライトサービスに参加してみてください。

クリスマスといえば、トナカイの引くソリにサンタクロースが乗ってくるイメージですが、これはクリスマスシーズンが冬の北半球のイメージ。季節が反対の南半休ではクリスマスの頃は夏なので、雪がありません。

クリスマスツリーだって、普通は綿で雪の飾り付けをしますが、南半球ではもちろんありません。さらに、ソリではなくてサーフボードに乗ってるサンタもいるとか。

しんしんと雪の降る穏やかなクリスマスもいいですが、真夏のビーチで弾けるクリスマスも楽しそうです。 🙂