空飛ぶタイヤ

実際にあったトラックの脱輪事故とリコール隠しをモチーフに財閥起業が抱える闇の部分と倒産寸前に追い込まれた運送会社の社長の他それに対決する人々を描いた作品。

もちろん作品としてはフィクションなので会社の名前などは実在しないものですが、実在の事故やリコール隠しを知っていればどの会社のことかわかります。

特にこの物語については、モチーフとなった事件があるので結論はかなりハッキリ見えているわけですがそれでも面白い、「どうなるのか?」ではなくて「どうやっていくのか?」という結論ではなくて過程が面白いんですね。

ドラマの「半沢直樹」から完全にハマってますが、この物語も形としてはほぼ同じで、

  1. 権力や地位を利用して悪どいことするやつがいる。
  2. それに立ち向かっていく主人公がいる
  3. 戦う主人公を支える家族がいる
  4. 戦う主人公を支援する同僚とか友人がいる
  5. 家族の方でもちょっとしたトラブルが起こる

みたいなフォーマットがあるかなという印象。

まぁ、言って見れば現代の「水戸黄門」ですね「水戸黄門」とか「遠山の金さん」に通じるところがあります。人間ってそういうのが好きなんだと思います。

次は「ロスジェネの逆襲」かな。

オムライス with ケチャップ

今日のお昼に奈良町にある「オムライスと洋食の店 ゆき亭」に行ってきました、元々は天理の天理大学近くで営業されていたお店が昨年(2012年)の7月に奈良町の方に移転したもので、2013年8月18日現在もGoogle Mapの検索結果ではまだ天理の方が表示されますので要注意です。

名前の通り「オムライスと洋食の店」でオムライスの他にビーフカレー、ポークカツ、ビーフステーキ、タンシチュー等々豊富な洋食メニューが頂けますが、自分は2回目でまだオムライスしか食べたことがありません。が、あのふわとろのオムライスを思い出したらオムライスを注文せずにはいられない、それぐらい美味しいオムライスです。

ソースはデミクラスソースとケチャップの2種類有り、デミグラスソースの方がリッチで美味しそうなイメージがあるかもしれませんが、ケチャップも全然負けてません。

上の写真で見るとご飯の上にしっかりした卵焼きが載ってるように見えますが、中はトロトロです、食べるのに夢中で割ってからの写真を撮るのを忘れてましたが…

オムライスのセットはオムライスに小さなサラダとスープがついて930円(大盛り+200円)で価格もお手頃なので奈良町に行く機会があれば是非行ってみてください。

↓こちらは奈良町のお店の地図です。

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デジタルぱーぷる

秘密

スキーバス事故をきっかけに娘の体に母の精神が宿り、体は娘なのに中身は妻という状況になった夫と2人というか3人での奇妙な生活を描いた物語です。

文庫本で450ページぐらいの話なのですが、自分として面白かったのは最後の80ページぐらいでした。もちろんその前の370ページが無ければ最後の80ページも成立しないのですが、途中は「読むのをやめようかな」とさえも思ったほど…

後半の微妙な心の機微はなかなかよく描けていると思ったので、イマイチかなと思っても300ページぐらいは読んでみてください。^_^;