実は昨日から仕事の担当商品が変わりました、部署はそのままなんですが。(一昨日キレたのはそれとは関係ありません、念のため)

新しく担当する商品は、9年前に初めての異動で変わる前に担当していた商品で、しかも担当していた商品の後継機種。運命というのは巡り会わせるものだなぁとつくづく…以前担当していたとはいえ9年前のことですから仕様とかプログラム(仕事はソフトウェアの開発です)の構成とかも記憶が欠落しています。

今回の機種の開発用に用意された資料を見ると、自分が書いたものばかり。我ながらちゃんと資料残しとるじゃんと感心しましたよ(自画自賛)。今回は自分で設計とコーディングの両方をやることになりそう、製品のプログラムを自分でコーディングするなんて何年ぶりだろう…というかほぼ9年ぶりなんだよねぇ…そんなんで大丈夫なんだろうか…

AppleのCEO、Steve JobsがAppleのWEBサイト上で発表したコメント”Thougts on Music“がかなり話題になっている。

内容は簡単に言うと、iPodとiTunesの成功以来Appleに対してiPodのDRM方式である”Fair Play”の仕様公開を求める声に対するコメント。選択肢は3つあるという。

1.今まで通り各社独自のDRMで競争する。
2.Appleが”Fair Play”をライセンスする。
3.DRMというものそのものをなくす

で、Steve Jobsの結論は3番目のDRMそのものを無くしたらいいじゃないか、Appleはそれを支持するというもの。Jobsによれば世界中で販売されている音楽のうちDRMで保護されているのはほんの僅か、ほとんどの曲は保護されないままに販売されている。
このわずかな販売数を保護するためにDRMにコストをかけてていることが無駄だという、ユーザーから見るととっても明快で気持ちの良いコメント。DRMがなくなってiTunesとiPodのしばりがなくなってもAppleはデジタル音楽の世界でトップシェアを維持できる自信があるんだろうな。

実際、iTunes Storeが無い頃から自分はiPodユーザーだったしFair Playがなくなっても自分はiPodユーザーだ。なにしろこれほど完成されたガジェットは他には無いしね。iPodで大成功を納め、デジタル音楽業界でもカリスマになりつつあるJobsのコメントだけに業界の反応が楽しみだ。