前の誰のためのデザインに続いて、デザインの本をまた読みました。
原題は”キチガイの仕切る精神病院”とうちょっと過激な感じですが、要はプログラマーがデザインをやるとろくなことが無いということを言っています。
ノーマンの本に比べると科学的というよりもより現場よりな感じで、現場で実際に起こっていることが網羅されていて”あーあるある”って感じで読めます。”踊るクマ”とか’弁解者”とかちょっと分かりにくい表現を使うのはこの手の人にはありがちで、その部分が難点ですがでもソフトウェア開発をしたことがある人なら十分に理解できると思います。ソフトウェア開発プロセスの最初にデザインにかける時間を多く取らなければならない、誰もが分かっているはずのことなんだけれど、実戦されていない。
iPadとかiPhoneでAppleがその部分を見せつけてきているので、いよいよそういう本当にデザインされたソフトウェアの時代になってくるのかもしれない。