Eric Clapton来日40周年記念ツアーということを知らずに、行ってきました。自分が最初に行ったのは1987年11月9日。この時は大阪城ホールだったのですが、その前の1985年の来日時はフェスティバルホールだったとか、その時に行きたかった。
足かけ27年、1回だけ行けなかった時があるのですが(その時もチケットは取っていたので、人に譲ったのですが)、通算13回目のLiveでした。
正直なところ、心の底から「良かった〜」と言えるLiveではありませんでした。ボーカルがやや迫力に欠けてきたかなとは思うものの、ギターはよかったですし、好きな曲もやってくれたので、悪くはなかったのですが、「良かった〜」と思えなかったポイントはふたつあります。
- Laylaがアコースティックバージョンだった
実はアコースティックバージョンはあんまり好きじゃありません。オリジナルがよかった…。
- 終わり方がイマイチだった
アンコールは一曲だけ、それもEric Claptonの曲じゃなかったし、歌ったのもClaptonじゃなかった。終演後のカーテンコールも無く、さっさと消えて行った。
終演後、会場の照明がついた瞬間に「え〜!」って叫んでました、隣のおっちゃんも叫んでた(笑)。「70歳でツアーはやめる」と言っているらしいので、今回の来日は微妙なタイミング、もしかしたら今回が最後の来日公演になるかもしれない。その最後がこれか〜って感じでした。
もうLiveをやらないという意味ではなく、長期間になるツアーはやめるという意味だと思っているので、昨年の「Crossroad Guitar Festival」みたいな単発のステージは有るんじゃないかと思ってますが、日本に来る機会はもう無いだろうと。
元々Claptonのステージはあっさりしてます。MCなんてものは無く、「Hi」「Good Evening」「Thank you」以外にはツアーメンバーの名前を呼ぶだけなので。でも、カーテンコールはあったのになぁって感じです。アンコールの最後は大盛り上がりで終わることを期待していたので、余計にがっかり感が…。
Laylaも、最後はオリジナル版が聴きたかった。
でも、これはClaptonなりのメッセージなのかなとも受け取っています。もちろん、適当にやったとは思ってないので、「もうそろそろ静かにステージ降りるよ」という意味なのかも。
がっかりしたことばかりではなくて、Claptonの曲で(カバーが多いので何をもってClaptonの曲というのかが難しいところですが)自分が一番好きな「Wonderful Tonight」がよかった。ボーカルもギターも生音に近いナチュラルな感じで、変なアレンジを加えずあっさりやってくれたのが妙にしみました。
「Tears In Heaven」も日本公演ではかなり久しぶりでした、アレンジがちょっと…ではあったけど。あと、「Change The World」をやって欲しかったな。
と、あれこれ感じたLiveでしたが、ステージ上のClaptonはボーカルで「がなる」回数は減ったもの歌声もギターも昔と変わりません、ツアー引退は悲しいけれどアルバムとかスポットのLiveはまだまだ続けて欲しいです。
自分は、これからもClatpon Fanです。
大阪公演のセットリスト
- Pretending
- Key to the Highway
- Tell the Truth
- Hoochie Coochie Man
- Honest Man
- Wonderful Tonight
- I Shot the Sheriff
- Driftin’ Blues
- Nobody Knows You When You’re Down and Out
- Alabama Women Blues
- Layla (Acoustic)
- Tears in Heaven
- How Long
- Before You Accuse Me
- Cross Road Blues
- Little Queen of Spades
- Cocaine
Encore:
- High Time We Went