何かの前の日の夜のことを「○○イブ」とか、その前の日を「イブイブ」と言うようことがありますが、これは「クリスマスイブ」についての誤解から生まれた表現です。

「クリスマスイブ」とはクリスマスの「前の夜」と思われていることが多いのですが、「クリスマスの前の夜」ではなく「クリスマスの夜」というのが正しいのです。「イブ」とは英語でいう”Evening”のことで夜を指します。そして、キリスト教における1日は日没から次の日没までを言うのです。

つまり、イエス・キリストが生まれた日の夜だから「クリスマスイブ」なわけです。前夜というよりむしろ当夜です。じゃ、25日の夜は?というともう降誕日の次の夜ということになります(降誕日という言葉を使ったのには理由がありますが、それはまた次の機会に)。

このあたり、ピンとこない方も多いと思いますが、クリスマスにまつわる聖書の物語を知ればよくわかると思います。その話も別の機会に。