これ、騙されました。というか、勘違いしてただけなんですが… ^^;
てっきり”フィッシュストーリー”という名前の話一本だと思い込んでいたのですが、短編集でした..伊坂幸太郎のストーリーは異なる複数の時間軸が並行、もしくは時間軸は異なるけれど、同じようなイベントが発生し、最後に繋がって行くみたいな話が多いので、2話目に入った時にもてっきりそういうことで、いつかどこかで繋がるんだと思って読んでました ^^;;

完全に先入観持ち過ぎですね、なので最初の2話ぐらいはちょっとバイアスかかった状態で読んでましたが、さすがに途中で気付きました。

で、肝心の中身ですが、やっぱり伊坂幸太郎らしさを感じる「フィッシュストーリー」が一番面白い、これも既に映画化されてるみたいですね。あと、「ポテチ」も今年映画化されたとか。次に気に入ったのが「サクリファイス」かな、なんか横溝正史の香りがします。

伊坂幸太郎の作品は、読んでいて嫌な感じがしない、暴力とか性描写もほとんどないし、なんかまた新しいのがどんどん出てるらしいので、追いつかなければ…

昨年借りてからずっと積ん読状態だった「白夜行」にようやく手を付けました。分厚さにちょっと引いてたんですよね… ^^; でも面白いとは聞いていたので、読み始め、後半は一気に読み切ってしまいました。

8bitパソコンの時代、世の中の色んな物がオンライン(インターネットではなくて)で繋がる時代、そういった時代でおこった実際の事件を取り入れた展開、等々時代設定がちょうど自分の年代と同じだったのでとてもリアル感を感じました。

そして、複雑に進行するストーリー、だけど主人公の想いが軸にしっかりあるのでブレない。様々な事件が起こるたびに過去の事件が実際に脳裏を横切る感じがしました。

ものスゴくリアル感を感じる内容で面白かった、分厚さにめげないよう、次は「幻夜」を読みます!

こういう本を読んでいる、ということを公表するのは会社員としては危険?(苦笑)
でも、まぁ会社に迷惑かけるわけじゃないのでいいか、ということで、将来的(出来ればそう遠くない将来)には何か自分で出来ないかと思いつつ、少しずつ考え始めています。こういった本を読んでいるのもその一環。

この本で書かれていることは、独立して会社を起こすための手続きとかそういうことではなくて、独立するにあたってどんなことを考えておかなければならず、どんなリスクを覚悟しなければならず、どんんな可能性があるのか? とざっくり言うとそんな感じです。

また、会社との付き合い方、会社員として働きながら準備する、といった会社員視点で書かれているところが大変参考になりました。さすがに社内起業してそれを買収する、みたいなやり方は出来ないでしょうし、やろうとは思っていませんが、会社とは別にもう一つの自分の活動時間をちゃんと取って確実に進めたいと思います。

まずは、今考えていることを表明できるようにならなければ…