昨日、出身地である守口に行く用事があったのでいくつかの「ついで」をこなしてきたのですが、全てが自分にとって懐かしいもの、こと、場所ばかりでした。
京阪特急テレビカー
いつもなら電車で行く場合は鶴橋→京橋→守口市というルートを使うのですが、昔から京阪特急として使われていた車両が今月末で役目を終えるということで、これに乗るため丹波橋から京阪に乗り換えるルートを取ってきました。
今でこそいろんな駅に止まる京阪特急ですが、僕らが子どもの頃は「京橋」の次は「三条」に止まるようなぶっ飛ばし特急で、そんな区間に用事が無い自分たちは乗る機会がなくまさしく「夢の特急」でした(それは言い過ぎか)
京阪特急といえば、テレビカー。車内にテレビのついた車両のあるのが特徴、わざわざその車両に乗ってきました。もちろん子どもの頃はブラウン管テレビでしたが今は液晶テレビ、チャンネルは某国営放送固定です(^^)。
テレビの横には、「アナログ放送終了にともない、地下区間ではテレビ表示を行いません」との但し書き。アナログ時代は多少映りが悪くても映像が出ていたのでしょうね、デジタルだと受信状況の悪さはハッキリでますから。
シートはスプリングが入ってるのがハッキリ分かるぐらい座り心地悪し、シート番号の表示プレートもどこか懐かしい、すべてが懐かしい感じでした。(京阪特急は無料なので指定券とか無いのにシートの番号は意味が無いのですが、昔はあったのかな?)
目的地の守口市駅は特急停車駅ではないので枚方市駅で連絡の準急に乗換、準急(もちろん新しい車両)の方がシートの座り心地がよかったので、そこでまた車両の古さを実感しましたよ(^^)。
守口市立寺方小学校
この日の目的地は、自分の出身小学校でした。随分前から小学校の時の同窓生の中で「小学校の教室に入りたいねぇ」という声がチラホラとあって、やろうやろうと思いながら塩漬けになっていたのを先日塩の中から取り出し、友人の伝で校長先生とお話させて頂くことが出来ることになったというわけです。
お話を聞いてみると、現在の校長先生はお父さんも同じ小学校で校長先生をされていたとか、親子二代で同じ学校の校長先生ってのも珍しいですよね。
そんなこんなで校長先生には、後日同級生で教室を訪問したい旨を快諾していただき、「ちょっと見て行きますか?」ということで見せていただきました。たまたま5,6年生が卒業式で全員教室を出ていたというここともあって教室も見ることが出来たのです。
黒板が新しくなって、空調がついていた以外は昔のままです。教室の後ろにあった木製の道具入れもボロボロになってましたがまだ使われました(^^;階段の途中にあった道路標識を覚えるためのパネルも昔のままでそこに書かれていた文房具屋さんは既に無くなっているところでした。(>_<) 残念なのは、ここのところの少子化の影響で他の小学校と統合されて無くなってしまうということを聞かされたこと。平成30年4月を目処に計画されているらしいのでまだ先と言えば先ですが、自分の母校が無くなるのは淋しいものです。中学校の方も別の中学と統合されてしますので、次々と無くなって行く感じです。
千林商店街
小学校を出てから本町へ行く用件があったので、京阪千林まで出てから千林商店街を抜けて千林大宮から地下鉄に乗るというルートを取ってみました。
千林商店街は大阪の大きな商店街の一つで、かつてはダイエーの1号店がありました。守口市からも自転車で行ける距離なので中学生ぐらいの頃には自分たちだけでよく行ったものです。
メインの通りはもちろん路地も回ってあちこち見てきました。昔のままの古いお店、屋号はそのままで綺麗になったお店、まったく新しいお店、色々混ざってますがやっぱり懐かしい千林商店街の面影は残ってました。
残念だったのは、よく通った本屋さん「深田書店」が別の本屋さんになっていたこと。少し離れたところに参考書と文庫本専門の別館もあってそちらに名前は残ってましたが本屋さんではなくレンタルスペースになってました(深田書店 Booksビル)
商店街のあちこちで、お好み焼き、焼きそば、いか焼きを売ってるお店があるのですが、どこも120円〜300円ぐらいで子どものお小遣いでも十分買える値段!こういうお店が守口市にもあってよく買ったものです。こういうお店でちょくちょく買い物するところがあると自分でお小遣いを持って考えながら買い物出来るので良い経験になったと思います。今はそういうところが少なくなったからなぁ…
懐かしさを凝縮した一日でした
小学校は校長先生がいらしたし(多分止められはしなかったと思うけど)、商店街は人が多かったので写真は撮ってないのですが、写真を撮っておけばよかったかな。いつまで懐かしいと思える風景を見るチャンスがあるだろう?少なくとも小学校は5年だし、残り少ないチャンスを大切にしないとな、と老人みたいなことを思いました(^^;