クラウドからAIへ

つい最近、身近なところで話題になっていてその場で即買いしました。

タイトルだけ読むと意味が分からない本ですが、内容はすっきりさっぱりとAIの歴史と現状がよくわかります。その中で特にクラウドということにフォーカスされているわけではないと感じましたので、なぜこのタイトルなのかはよくわかりませんでしたが…。

でも、内容は整理されていて非常に分かりやすくまとまっていると思います。「ビッグデータ」と言われるものがどんなものなのかがおおよそ分かるような気がします。それでも掘り下げて行くと分からないところは多々有りますが。

例えば、学習システムがビッグデータを飲み込んで理解していくとはいえ、そのデータの個々の意味についてはやはり何らかの形での意味付けとか属性みたいなものが必要だと思うのですが、もしかして意味付けすらも自分で学習して類推するんだろうか?とかね。

AIとIAの対比も面白いんだけど、AIとIAは決して対立するものではないし、IAは人に負担を押し付けるものではないと思います。

例えば、レコメンドシステムではユーザーの傾向は類推出来ても、今(right now)を完全に言い当てることは難しいと思うので(将来的にはもしかしたら可能なのかもしれませんが)、ファセット検索みたいなユーザーインターフェースでユーザーが望むものを選びやすいように誘導してあげることも必要だと思います。

そういう意味では「Siri」みたいな対話形式の場合は、そういう提示の仕方が出来ないのでAIの精度がより要求されますね。

などと偉そうなことを言ってみますが細かいことはさっぱりわかりません。でも、興味深い分野であることは確かです、久しぶりにワクワクサクサク読める本でした。 🙂

オレたちバブル入行組 オレたち花のバブル組

ドラマ「半沢直樹」の原作本。「オレたちバブル入行組」が前半の大阪での話、「オレたち花のバブル組」が後半の東京での話です。

こういうのって、原作の方がドラマよりも良いというパターンが多いのですが、あらためて原作を読んでみてそう感じないドラマでした。まぁ、元々ドラマの方でハマってから読んだので多少偏りはあるかもしれませんが…

内容の細かいことには触れませんが、細かいところで違いはあるもののドラマはほぼ原作通りでした。一部、ドラマのキャラクターと違ったり、ドラマほど…だったりする部分はあります。

ドラマの味付けが良かったのか、正直なところ原作が物足りなく感じた部分もあり。原作はさらに続編があり、おそらくドラマも続編の制作があるでしょうから、次は原作を先に読みたいと思います。