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スティーブ・ジョブズみたいにプレゼンするにはどうしたらいいか?ということを解説している本ですが、Appleが好きでジョブズの基調講演を欠かさず観ている(ネットの動画も含めて)人にとっては知っていることばかりかもしれません。

とはいえ、ここに書かれていることを実践することはなかなか難しい。ポイントを挙げるとするならば、

  • 製品に対する情熱
  • 体験と驚きを提供する構成
  • 練習に重ねる練習

だと思います。特に1番目が難しい、本当に情熱を傾けられる製品を創出しなければ、ただ出来たものに情熱を注げと言われても無理。そういう物作りが出来ているAppleだから、それを実践させているジョブズだから、あのプレゼンが出来ると考えた方がいいのかもしれません。

そうすれば、2と3については自ずとついてくるような気がします。ジョブズのプレゼンがすごいのはそうなんですが、やはりプレゼンされる製品がすごくなければならないのですよね…

『WebSite Expert#31』
『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』
『ユーザビリティエンジニアリング原論』

合わせて7,000円でした…ヤコブ・ニールセンの本は一度読んでみたかったので、高かったのですが買ってみました。ずっと読書から遠ざかってましたが、最近読み始めたら勢いがついて久しぶりに読書が楽しくなってきました。

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これも、本屋に行くたびに見かけていていつもランキング上位にあったので気になっていたのですが、運良く借りることが出来たので読んでみました。

タイトルから、経営学者のドラッカーが書いた『マネジメント』内容をもとに野球部のマネージャーが野球部をマネージメントしていくんだということはおおよそ想像がついていましたが、てっきり解説本的な内容だと思っていました。

つまり、野球部のストーリーがメインにあってシーンごとに『マネジメント』で述べられていることとの対比が解説されているという形式化と。

それはそれで、間違いではなかったのですが、その解説についてもキチンと主人公が語る形式になっていて、体裁としては青春物語になっています。

青春物語としてはありきたりのストーリーだし、小説として良い作品だとはお世辞にも思わないですが、その背景にマネジメントというものを織り込んで経営学というものを対比させているのは良いアイデアだと思いました。

漫画で学ぶなんとか、みたいな本もあるようですがこういう形式の本がもっとあれば難しい経営学や社会学の本を読むきっかっけにはなると思います。