チルドレン

短編集ですが、5本の短編に時系列での繋がりがあって実質的には長編小説ですね。例によって内容には触れませんが、陣内と永瀬のキャラクターが秀逸、特に陣内は彼を主人公にシリーズ作って欲しいと思うぐらい気に入りました。

陣内みたいなやつが周りに居たら楽しいだろうなぁと思わせるストレートな感覚、永瀬というキャラクターを通して見える世界、外から見ていたいキャラクターと同一化したいキャラクターの両方が登場します。Kindleで読み終わって迷わず5つ星つけました^_^

オーデュボンの祈り

誰にも知られていない、外界との交流を断った島「荻島」で起こる様々な事件と、外界からやってきた主人公とが関わる不思議な世界でのお話。

しゃべる案山子、制裁を加えることが許された人、他人が苦しむことを見るのが好きな警察官、どれもとんでもない設定ばかりですがきちんと最後に繋がります。

いつもながら変な話なんですが、読み終わった後に爽やかさが残るいつもの伊坂幸太郎作品でした。^_^

WordPress

Facebookで見かけて気になっていた本、店頭で見てわかりやすそうなので買ってみました。
タイトルの通り、架空の企業サイトを実際に作って行く手順を追いながらWordPressの構造を学ぶようになっていて、最初はHTMLで書かれた固定デザインのサイトがみるみるうちにWordPressのサイトに変わって行きます。

サイト構築フレームワークとしてのWordPressのルールが手順を追って学べ、とても分かりやすいです。自分も見よう見まねでサイトのカスタマイズとかやってましたが、これを読んで基本的な考え方が理解出来ましたよ。

この本のおかげでいくつかの疑問が一気に晴れました、こういうマニュアル本に手を出すのが嫌いで避けてましたが、もっと素直にならないとダメですね。WordPressをこれから始めようという方には絶対おすすめです。:-)