スキーバス事故をきっかけに娘の体に母の精神が宿り、体は娘なのに中身は妻という状況になった夫と2人というか3人での奇妙な生活を描いた物語です。
文庫本で450ページぐらいの話なのですが、自分として面白かったのは最後の80ページぐらいでした。もちろんその前の370ページが無ければ最後の80ページも成立しないのですが、途中は「読むのをやめようかな」とさえも思ったほど…
後半の微妙な心の機微はなかなかよく描けていると思ったので、イマイチかなと思っても300ページぐらいは読んでみてください。^_^;
スキーバス事故をきっかけに娘の体に母の精神が宿り、体は娘なのに中身は妻という状況になった夫と2人というか3人での奇妙な生活を描いた物語です。
文庫本で450ページぐらいの話なのですが、自分として面白かったのは最後の80ページぐらいでした。もちろんその前の370ページが無ければ最後の80ページも成立しないのですが、途中は「読むのをやめようかな」とさえも思ったほど…
後半の微妙な心の機微はなかなかよく描けていると思ったので、イマイチかなと思っても300ページぐらいは読んでみてください。^_^;
ある高級住宅街で起こった殺人事件が、そこに住む人たちの思惑や各家庭の環境に影響を与えるというストーリー、上手くまとめられませんがそんな感じの小説です。
個々の内容に触れるとネタバレになってしまうので書けませんが、高級住宅街に住む人たちの心の中を中学受験に失敗した少女から古くから住む年配の女性までよくまぁここまでイメージしてそれを表現したなぁと思います。
複雑な読後感が残る作品、是非読んでみて頂きたいと思います。ちなみにタイトルを「夜行観覧車」した理由は自分にはちょっと分かりませんでした…
kindle版が安かったので買って読んでみました。内容は松下幸之助氏が著書や講演等で残した言葉とそれにまつわるエピソードを示して上に立つ人間の心得を整理したものです。
一つの言葉に対し対応するエピソードが1ページ、多くても2ページで紹介される形なので大変読みやすくスラスラと読めてしまいした。エピソードは創業間もない小さな会社の頃から大企業になった後のものまで様々で、創業間もない頃のエピソードでは「大将」と呼ばれているなどのんびりした雰囲気が漂ってきます。
松下幸之助氏の亡くなったのが1989年(平成元年)ですので当然エピソードはそれよりも前、戦前のものも含まれているので今の時代感覚からするとマッチしにくいものがありますので、単にエピソードを真似るのではなくて本質的なものを読み取る必要があるかなと思います。
松下幸之助氏に限りませんが、一つの企業を起こした人というのはそれなりの人間性があるものだと思いますし、この本にもそれが現れていると思います。世の中の人間全員が自分の会社を起こすわけには行きませんが、意識としては同じものを持ちたいなと思います。