ちょっと前の話ですが、E3で発表された”Wii U”の話です。
E3で発表された”Wii U”、正直ガッカリしたというか多くの方があまり新しい感が無いと感じたのでは無いかなと思っています。WeとYouというコンセプトワードは悪くないと思うのですが、商品としては既存のWiiに新しいオプションを付けましたぐらいにしか見えなくて、DSとかWiiが出た時の新しい体験が出来そうな感じが伝わってこない。多分、それほど新しい体験はないんじゃないかと思ってます。

私自身は、家庭用ゲーム機の世界で”据え置き”と”ポータブル”の2つの系統がこれからも残って行くとはあまり思ってなかったので、そういう意味ではそこに新しい答えを任天堂が出してくるのでは?と思っていたのですが、そうでも無かったようで”据え置き型”と”ポータブル型”の延命策に出たなという印象でした。

従来のように据え置き型=高性能、ポータブル=低性能という図式はもう無くなりつつあると思うのです。技術的にはポータブル機でもFull HD(1920×1080)の表示性能は実現可能だと思います。
なので、Full HD対応DSを出して、テレビにつなぐようのDockみたいなのを出せば、持ち出した時はポータブルゲーム機として、帰ってDockにおけば据え置き型機として使う、みたいなこともそんなに難しいことではないのかなと思います。ソフトも大きな筐体を必要とする光学メディアではなくてネットからのダウンロード販売が可能になりますから、光学メディアを搭載する→大きな筐体が必要ということもありませんしね。

おそらく、ですが。この議論は任天堂やSONY内部ではおそらく起こっているのでは?と思っています。
でも、それをやってしまうと従来DSとWiiという2種類のハードウェアとそれぞれ用のソフトが売れて利益を出すことが出来ていた二つの市場が一つになってしまいます。メーカーが自ら自分の市場を小さくする意味はないですもんね。

任天堂としては、DSを売り、Wiiを売って利益を出すという今の形を継続したい、もしそこを崩すなら新しいビジネスの形を見いださないといけない、でもそれが無かった、だから延命策としての”Wii U”なのかなと。そういう意味では”PlayStation Vita”も同じように思います。”PlayStation Vita”は普通にPSPの正常進化に見えていて”Wii U”ほど違和感を感じなかっただけで、抱えている問題は同じかも。

とりあえず、現行”Wii”との後方互換性の維持という建前でなんとか今回は成立したかもしれないけれど、その次はどうかな。SONYが新しい解を見つけるかもしれないし、SONYじゃない誰かが新しい解を持ってゲーム業界に殴り込んでくるかもしれない。

“任天堂でもSONYでもない誰か”、今のところその可能性が高いのはやっぱり”Apple”なのかなぁ、iPhone/iPadでのゲームアプリも増えているしゲームPFとしての地位も高めつつある。Appleの話をするつもりはなかったんだけど、書き進めて行くうちにやっぱりAppleなのかなと思えて来ました…
いずれにせよ、据え置きとかポータブルとかいう市場にしがらみが無いメーカーがここを崩してくる可能性はあると思ってます、その中で一番近いポジションに居るのはAppleなのかも。

両方が生き残る可能性としては、テレビの方が高精細化(4k2kとか)してゲーム機にもそれなりの性能が求められるようになると、やっぱり据え置き型は高性能じゃないとみたいなことになるのかもしれませんが、震災以降そんなインフレ的なマインドは時代錯誤という風潮になっているように思いますしね。

まぁ、この考えが当たっているのかどうかはそう遠くない未来に答えが出ているように思います。どうなっているのか楽しみです。

そして誰もいなくなったに続いてのアガサ・クリスティですが、私にとって初めて読むミス・マープル登場作品。
例によって、この手の本については内容を書けないのですが、何しろ人間関係が複雑…名前を覚えるのが苦手な自分には姓と名、ニックネーム等出て来たらもうついていけません…

事件のトリックとかよりも複雑な人間関係が全てのストーリー。やっぱり横溝正史に似ているような気がして、ちょっとネットで調べてみたのですが同じトリックで書いている作品もあるみたい。でも、時期的な関係からお互いに盗作というわけではなさそう。

横溝正史も好きなので、ちょっと安心しました。

昨日、中学校の同窓会がありました。先生4名を含めて約60名の参加です。
すぐに見て分かる人、分からない人様々です、分からない理由も様々(元々あまり交流が無かったとか、全然変わってるとか)。
変化という意味では、女子の方があまり変わってないことが多く、男子の方が変化量が大きい(太ったとか、禿げたとか…)

それでも、先生方は色々と覚えておられるのには驚きです。先生方からすればその時々に新しい生徒が居るわけですから、それでも私たちの事を覚えていてくださることには感謝です。
一次会には来られなかったけれど、二次会に来られた一年の時の担任の先生が、すぐに私の名前を呼んでくださったのは嬉しかったです、他の生徒にも人気の高い先生でしたからね。

今回は、卒業30周年に向けたプレ開催の位置付けなので次回はもっと多くの方に参加して貰いたいものです。