今回、里紗が中学受験に挑戦し無事第一志望校への合格を果たしました。
この機会に、中学受験について振り返ってみたいと思います。
ー受験挑戦を決めてからの足取りー
中学受験に関してお父さんは、「受けるだけは誰でも受けられるんだから人生経験として受けておけば?」ぐらいの考えを里紗が6年生になる前から持っていました。
実際問題、5年生までは学校以外の勉強といえば「進研ゼミ」の子どもチャレンジぐらいで、受験対策になるようなことはやってませんでしたから、合格は無理だと思っていたからです。(まぁ、ひょっとしたらって思いがゼロではなかったわけでもないけれど)
それでも受験するからには多少なりとも受験用の勉強をしておいたが方がいいだろうということで、こどもチャレンジからZ会に切り替えたのです。Z会を選択した理由は、里紗はずっとバレエをやっていて塾に通う時間がとれなかったので通信教育でできることをという理由からです。
でも、Z会の壁は高かった。受験を目指しているこども向けの教材なので、かなり進んだ状態からのスタートで、ある程度6年生レベルの知識がなければできない問題ばかりだったからです、特に算数。量も多く、とてもこれだけの教材を自力でやるのは無理だと思い、Z会は一ヶ月半分で解約し、算数だけ個別指導の教室で受けることにしたのです。
模試を初めて受けたのもこの頃でした、3月1日に行われた”駸々堂模試”を受けたのです。結果はもちろん高くなかったのですが、算数が特に低かった以外は想像したほどではありませんでしたので、頑張ればそこそこの成績は残せるんじゃないかなと思いました。また、四科目のテストを連続で受けるということに慣れていなかった里紗は、試験が終わるとかなり疲れた様子で、こういうところに慣れていくことも必要だなぁと感じました。
その後夏休みまでの間は週一回の算数だけの生活が続き、塾の夏期講習から本格的に全教科の学習に取り組み始めました。
バレエをやめたのもこの時期、7月の発表会の日が最後でした。こう書くと受験のためにバレエをやめたように聞こえるかもしれませんが、そうではありません。受験があったにせよなかったにせよ、中学生になったらホームステイとかいろんなことにチャレンジしたい(させたい)と考えていたので、少なくとも中学に上がる前にはやめさせたい、それならタイミング的には発表会を最後にするのがちょうど良いからです。
夏期講習以降は本格的に受験勉強するようになりました。つまり後へ引けなくなったのもこの時期。それまでは最初に書いた通り「経験として」受けさせるつもりだったのですが、本格的に合格を目指すようになったのです。
塾での勉強や実力試験、模試など多くの学習カリキュラムとテストをこなしながら、とりあえず初めの頃のようにテストを受けるだけで消耗してしまうということはなくなってきました。肝心の点数の方は大きな伸びはありませんでしたが、それでも塾の中でのランキングでもそれなりのポジションをとれるようになったり、勉強の範囲が広がった割には大きく落ちることはなかったので、着実に力はつけていったのだと思います。
夏期講習に始まって通常授業への参加、冬期講習、模試、実力テストなどのカリキュラムを経ましたが、それでもそれよりずっと以前から準備をしてきた子どもたちよりは圧倒的に少ない時間での挑戦だったはずですが、なんとか第一志望を合格することができました。
入試合格はまだスタートでしかありませんが、このスタート地点を獲得出来た意味はとても大きいです。
ー受験を通して感じたことー
今回受験するにあたって最終的に選択した勉強方法は「塾」でした。実は、塾に通うことについては自分は反対していたのです。なぜなら、塾に行って勉強できるのは当たり前で、それを自分一人でやることに意味があると感じたから。でも、友達や塾の先生と接しながら勉強していくのも悪くはないかなと思いました。
ただし、全面的に塾に賛成というわけではありません。
塾もビジネスとしてやっている以上、実績が必要なのです。それも「中学受験」の場合は、とにかく人数が上がれば良いわけではなくて「どの学校に何人入ったか」というのが大切なのです。つまり、ターゲットにしている学校を志望している子どもにどうしても力が入ります。
それは、高校受験でも大学受験でも同じなんですが、中学の場合は最悪落ちても公立中学に入るという選択肢がありますので、どうしても難しい学校にチャレンジする傾向が現れるのではないかと思っています。
具体的には、”学費の安い国立”や”最終的に偏差値の高い大学を目指す進学校”がターゲットであることが多く、どうしてもそういったところを目指す子どもが一番大切になりがち…
うちの場合は、第一志望が、学費の安い国立でもなく、良い大学を目指す進学校でもなかったのですが、勉強はそういった学校を目指す子どもたちと同じ内容をやることになるので、そういう意味では無駄もあったのかも。あくまでも受験勉強に対する効率ということでね、勉強したものはすべて意味あったと思うし無駄なものは無かったと思っています。
いろんな思いが交錯するところもありますが、多分正解はコレ!って決められるものはないのでしょう、どうやったら効率よく受験対策できるのか?って言ったら答えは無いと思います。塾であっても家庭教師であっても自主学習であっても、結局のところは本人の努力以外には無いもので、やっぱり里紗本人の努力によるところが大きい。
これで終わりではないのだから、この経験を生かして、またせっかく得た学習の場を生かして欲しいなと思うし、きっと生かしてくれると思います。
いやー凄いリアルな内容(笑)
自分が高校受験の頃、塾に通っていましたが、それには理由があり、学校では習わない内容のものがテストに出るから。
それを克服するにはやはり塾しかない…と云う話からでした。
まぁ結果的に私は第一志望の公立は落ち、滑り止めの私立女子校に通うことになりましたが、今ではそれは良かったと思います。
その学校で学んだことにより人間関係を学び、自分の第一次人格形成が出来たのもこの時期だったのではないか…と。
そこからデザインに進もうと思ったのも、高校に入ってからだったので、公立に通っていたら、今の自分は多分なかったと思います(笑)
夏休みのオレゴンにホームステイに行ったのも、私立ならではだったので、楽しかったです。
まぁでも学生時代、楽しいことばかりではありませんが…(笑)
家はまだ2年生ですが、学校のゆとり教育はホントヤバイと思います。
九九もまだ完璧にマスター出来ていないし(苦笑)この週末に分かったのですが、漢字もかなりヤバイ状態でした。
部分的には覚えているのですが、漢字を分割して覚えてしまっているのか、「歩」と云う感じも「止」と「少」は覚えていて、でもそれを上下逆に書いたり(どういう器用さなんだ…と別の意味で関心ですよ…)「長」の上半分を反転して書いたり…。
漢字ドリルを見たのですが、部首と左右逆に書いていても、先生も「半分だけ○」と云う点数を付けていたりているのです。
授業で覚えさせる時間が足りないみたいで、面談をした時も九九に割り当てる時間が足りないと聞きました。
それからはかけ算の宿題が沢山出るようになり、9割方覚えられるようになりましたが、親が不意打ちで九九を投げかけ答えさせる…と云うのをこの1ヶ月行いそれでやっと…と云う感じです。
漢字に至っては、教えられた時に10個ぐらい書くのですが、機械的と云うか何も考えず無意識になぞっているだけ…的な感じで書いているため、全く頭に入っていません。
それでも長男のクラスはまだ宿題が多く出るクラスらしく(宿題はクラスによって出るものも量も違うらしいのです)他のクラスのママ友が「こんなんで大丈夫なのか」と思っている人も居ました。
そういう不安がある人は、公文に通わせています。
家も公文、通わせた方がいいんじゃないか…と思う脳なので、今後どうするか…ですね…(苦笑)
リアルですよね、そのまま書きました。夕べ、ざっと書いてあげただけでおかしなところがあったので少し書き直しました。
漢字の件、宿題の件、それは酷いですね「ゆとり教育」の範囲を超えてると思います。それだと、受験をしなかったとしても学校以外の勉強を考えないと厳しいですねぇ…
うちの子の小学校はそこまで酷くないですが、何が違うんだろうか…