これまでの伊坂幸太郎の作品(少なくとも自分が読んだもの)に共通の複数の時間軸が展開して現在に繋がっているという進行の作品。ある時、書店のポップで見た店員さんの書いた書評では「ボブ・ディランで繋がったコミカルなストーリー」みたいな書かれ方をしていたのですが、自分にはコミカルにはあまり思えなかったなぁ…まぁ、強盗をやる人が時間を計るのにボブ・ディランの歌を歌ってってのは変わってるけど…

僕は知らなかったのですが、2006年には映画化されてたみたいで、そっちのイメージはちょっとコミカルに描かれているのかな。映画版の方も観てみたい。

悲しげなストーリーでもあるのですが、読み終わった後に悲しい感じが残ることはなかった、不思議な感覚の残る作品でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Post Navigation