英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄

『フィナンシャル・タイムズ』『ロンドン・タイムズ』『ニューヨーク・タイムズ』各紙の東京支局長を勤めたイギリス人新聞記者が綴る戦後日本史観。

正直なところ、イギリス人記者がここまで日本に対する想いを持っていることに驚きました。多少、「それはちょっと贔屓過ぎないか?」と思ってしまうほどに日本に対して好意的に書かれています。

自分自身が史実に詳しくないので、真偽のほどは定かでない部分もあるものの「東京裁判」に関する評価については同じ想いを持っています。「東京裁判」はセレモニーであり、スケープゴートを作り上げる場でしかなかった。誰かが悪者にならなければ、アメリカの面子を保つことができず、戦後の日本をアメリカの支配下におくためには必要だったのだと思う。

そもそも、東条英機を初めとする一部の「かつてA級戦犯と呼ばれた人々」だけの意志だけで戦争が行えるはずもなく、それは今の日本を見ても明白。「大東亜会議」「大東亜共栄圏」ということについても日本人はその史実をしっかりと学び、日本人自身が真実を追求し発信していかなければならない、と思っています。