空飛ぶタイヤ

実際にあったトラックの脱輪事故とリコール隠しをモチーフに財閥起業が抱える闇の部分と倒産寸前に追い込まれた運送会社の社長の他それに対決する人々を描いた作品。

もちろん作品としてはフィクションなので会社の名前などは実在しないものですが、実在の事故やリコール隠しを知っていればどの会社のことかわかります。

特にこの物語については、モチーフとなった事件があるので結論はかなりハッキリ見えているわけですがそれでも面白い、「どうなるのか?」ではなくて「どうやっていくのか?」という結論ではなくて過程が面白いんですね。

ドラマの「半沢直樹」から完全にハマってますが、この物語も形としてはほぼ同じで、

  1. 権力や地位を利用して悪どいことするやつがいる。
  2. それに立ち向かっていく主人公がいる
  3. 戦う主人公を支える家族がいる
  4. 戦う主人公を支援する同僚とか友人がいる
  5. 家族の方でもちょっとしたトラブルが起こる

みたいなフォーマットがあるかなという印象。

まぁ、言って見れば現代の「水戸黄門」ですね「水戸黄門」とか「遠山の金さん」に通じるところがあります。人間ってそういうのが好きなんだと思います。

次は「ロスジェネの逆襲」かな。