昨年借りてからずっと積ん読状態だった「白夜行」にようやく手を付けました。分厚さにちょっと引いてたんですよね… ^^; でも面白いとは聞いていたので、読み始め、後半は一気に読み切ってしまいました。

8bitパソコンの時代、世の中の色んな物がオンライン(インターネットではなくて)で繋がる時代、そういった時代でおこった実際の事件を取り入れた展開、等々時代設定がちょうど自分の年代と同じだったのでとてもリアル感を感じました。

そして、複雑に進行するストーリー、だけど主人公の想いが軸にしっかりあるのでブレない。様々な事件が起こるたびに過去の事件が実際に脳裏を横切る感じがしました。

ものスゴくリアル感を感じる内容で面白かった、分厚さにめげないよう、次は「幻夜」を読みます!

こういう本を読んでいる、ということを公表するのは会社員としては危険?(苦笑)
でも、まぁ会社に迷惑かけるわけじゃないのでいいか、ということで、将来的(出来ればそう遠くない将来)には何か自分で出来ないかと思いつつ、少しずつ考え始めています。こういった本を読んでいるのもその一環。

この本で書かれていることは、独立して会社を起こすための手続きとかそういうことではなくて、独立するにあたってどんなことを考えておかなければならず、どんなリスクを覚悟しなければならず、どんんな可能性があるのか? とざっくり言うとそんな感じです。

また、会社との付き合い方、会社員として働きながら準備する、といった会社員視点で書かれているところが大変参考になりました。さすがに社内起業してそれを買収する、みたいなやり方は出来ないでしょうし、やろうとは思っていませんが、会社とは別にもう一つの自分の活動時間をちゃんと取って確実に進めたいと思います。

まずは、今考えていることを表明できるようにならなければ…

  • フリーランスとしての日々の生活管理
  • ブログを書く上でテーマや軸を決めることが必要であること
  • 個人としてはSNSを情報発信の場として活用して広げながら、リアルなコミュニケーションも作っていくこと。
  • 情報発信を積極的に行い、パーソナルブランディングをすること
  • が主な内容でした。個々の具体的な例についてはともかくとして、全体的な型というか考え方についてはあまりオリジナリティを感じなかったかな。

    例えば、日々の生活管理ということについて”クラウド時代のタスク管理の技術―驚くほど仕事が片付いてしまう! / 佐々木正悟“、

    パーソナルブランディングということについては、”Facebook×Twitterで実践するセルフブランディング / 倉下忠憲“とか、”パーソナルマーケティング / 本田直之“の内容とそれほど変わらないように思いました。
    実際、これらの本のいくつかは登場するので著者も読まれているということなのですが。

    プロのブロガーとしては後発と著書内で書いておられますが、この本も後発なのであればもう少しオリジナリティが必要なのでは?と感じたかな、少なくとも本として発売する限りには、著者としてもプロなわけですから…

    最近、なんとなくこの手の出版が多くなって来ているので、ノマドバブル的に同じような本が量産されている感じがする。自分は、自分で自分のやりたいこで食べて行けるようにはなりたいと思っていますが、単に”カフェで仕事ができるような仕事の人”になりたいわけではなく”プロのブロガー”になりたいわけでもないので、これからこの手の本を読む時は内容を吟味して自分に必要なものかをよく吟味していく必要があるなと感じました。