でも、良いことばっかりじゃないです。まだ出て一年しか経ってない製品ですし、まだまだ改善の余地はありますね。

一つは日本語入力、今回日本の携帯と同じ方式(+フリックを使った入力方式)が採用されて文字の入力そのものはかなりよくなったのですが、日本語変換がダメです。日本メーカー製の賢い日本語入力になれているとiPhoneの日本語変換はかなりイライラします。

連文節変換が出来ないので、ある程度区切ってやらないといけないし、文節区切りを変えて変換みたいな細かいことが出来ないので、変換出来ない長い文章を入れてしまったら一度削ってやらないと変換出来ません。
メールをメインで使う人には致命的とも言えると思います。

一つはレスポンス。iPod touchよりもレスポンスが悪くなった気がします。これはiPod touchとiPhoneの違いなのか、iPhone OS 1.1.4と2.0の違いなのかがわかりませんが、iPod touchのレスポンスをイメージして使うとちょっとイラっと来ます。

最後の一つは、電池の持ち。これは82さんからも事前に教えて頂いていたし、自分もある程度覚悟していましたがやっぱり悪そうです。今日のところはフル充電の状態で使ったわけではないので、実際自分の使い方でどれぐらい減るものかわからないですが、感触としてはやはり悪いです。
幸い、iPod関係のアクセサリは沢山あって車での充電とかも困らないので、キチンと充電してやれば問題ないと思うのですが、それでも持つにこしたことはありません。

まぁ、今後のOSバージョンアップで(バッテリ制御もふくめて)改善されることを期待しましょう。

iPhone 3Gをいろいろ触ってみました。

結論から言うとこれは携帯電話なんかではありません。アーミーナイフというか十徳ナイフみたいな、いろんなツールが一つになったものです。

そういう意味では普通の携帯も同じなんですが、普通の携帯と違う点が二つあります。

一つはツールごとに最適なUIで動くので、まるで別の機械を使っているかのように機能に応じて形を変えることができると言うこと。(ここがSF映画っぽい!)

例えば、一般的な携帯には必ず十字キーがあって、電話帳の時にはグループを切り替えたりアドレスの指定位置を動かしたりするのに使う、ワンセグの時にはチャンネル切り替えとボリューム調整に使うといった風に使います。
十字キーは物理的に存在するキーなので、場合によっては機能が割り当てられていなかったり、機能の割り当て方が直感的でなかったりすることがあります。(特にワンセグなんかで、縦横の表示を切り替えた時)

こういうことがiPhoneの場合は全くない。必要なUIしか表示しないので、キーが2個しかいらなければ2個しか表示しない。10個必要なら10個表示するというようにコンテキストに応じたUIの変化があるので、常に最適な操作方法が提供されるところが普通の携帯とは違って使いやすいところです。
もちろん、UIは変わるけれど操作方法はすべて同じ、ここがポイント。

こういうことって使ってみればよく分かるんですが、説明は難しいことなんでマスコミもうまく伝えられないんですね。ただ、簡単だ簡単だを繰り返すだけ。

日本の携帯には2種類あります、機能が豊富な一般的な携帯(主に若い人が使う)と出来ることを限定してシンプルにした携帯(主に高齢者向け)。iPhoneの場合はその両方のUIが一つのデバイス上で出来るので、うまくすればもっとユーザー層を広げられるんじゃないかと思います。
あと、このUIが自由に作れるという点は、サードパーティ製アプリが作りやすくなってる理由でもあると思います。

もう一つは各機能の連携がきちんと回っているということ、アドレス帳やメールの文章に電話番号が書いてあってそれを押せば電話がかかるとか、メールアドレスを押せばメールの画面になるとか言うこと。

これも普通の携帯でも出来ていることなんですが、普通の携帯と違うのは電話番号やメールアドレスを選択するためには十字キーをなんども押しながらフォーカスを動かして最後に決定キーで選択するという手間がかかります。
手間がかかる分だけ、どうしてもスムーズさに欠けてしまうし使う機会も減ってしまいます。

でも、iPhoneなら表示されている電話番号やメールアドレス目がけてタッチするだけ。手間が少ないので便利な機能も生きてくるというわけです。

iPhoneの良いところは二つにつきるかなと思います、でもどれも実際に使ってみないと分からない。
なぜかというとどちらも名前がついた特定の機能じゃないからです。一言で説明が出来ない。
使ってみれば、単に外側だけのデザインじゃなくて内側の見えないところがちゃんと考えて作ってあるのがよくわかると思います。

GPS連動Mapだとかフルブラウザだとか、それぞれの機能はもちろんいいのですが、それらの機能を繋いでいる基盤が優れているのだと思いました。

iPhone 3G & iPod touch

さきほど、我が家にもiPhone 3Gが来ました。

普通の携帯じゃないものを普通の携帯ショップで売っているので、ショップの方も困った様子で、開口一番

「アクティベーションの仕方がわかりません。」

とのこと。そこまで情報が行き渡ってないとは思わなかった。
どこかで見た話では、一次アクティベーションをショップで、その後二次アクティベーションをユーザーがiTunesを使って行うと見たのですが、その一次アクティベーションが出来ないということは電話として機能しないということ。

自分の場合、MNPなので番号の移行して移行先が使えないとなると、携帯そのものが使えないということになります。

ただ、「iTunesというソフトを最新のものにアップデートして、つなぐと電話番号が飛んできて…」みたいなことを仰っていたので、とりあえずやってみるかということで手続きして持って帰りました。

で、USIMを取り出して(この時が一番緊張しました、USIMを取り外す時にUSIMそのものを壊しはしないかと…)、iPhoneにセット、いつものUSBケーブルを接続したら自動的にアクティベーションが進み、問題なく電話番号の設定も完了しました。

結局、初代とアクティベーションの方法は同じということなのかな?自宅で電話を使えるようにする、不思議な感覚です。普通携帯電話買うとショップの人が箱開けて設定して、通話確認して、という流れになるんですが、それを全部自分でやるんですから。

まぁ、こういうのが好きな自分みたいな人間には面白いですが、そうでない方には敷居が高いでしょうね。

今、iTunesと同期して音楽転送中。すでにいくつか気づいたところもありますが、インプレッションは今夜にでもまとめて書きます。

うれし〜(^_^)/