甚大な被害をもたらし、またこれからも継続的にもたらしつつある震災から10日が経ちました。

テレビやWebで被害の状況を見るにつけ悲しい思いになったり、それでも暴徒化せずに礼儀正しく生活する日本人に誇らしく思ったり、この状況をネタ的にしか扱わない報道に怒りを覚えたり、この状況に果敢に立ち向かう人たちに勇気を感じたり、そしてその中に自分が居ないことへの歯痒さを感じたりする10日間でした。

なにより、テレビ報道の酷さには閉口するばかり。

例えば、この記事にあるようなこと。

その報道は誰のため? 被災した子どもにマイクを向けるな

その他にも震災直後の一番酷い状況の映像にプロのナレーターの声で悲しげなナレーションをつけて、どんなに凄い被害だったかを延々と流し続けたり、とにかく悲劇を演出したいのがみえみえ。

でも、被災した人も被災してない人も報道で知りたいのはそんなことじゃないし、今はかなりの道路が復旧していたりするので、そういう状況を適切に伝える事の方が大切だと思う。そんなことに電気使うぐらいなら、活動を止めてその電力を一般の生活に回す方がよっぽど意味がある。

日本の報道には、もっと頑張っている日本の姿を伝えてもらいたい。

2 Thoughts on “震災から10日、日本の報道の酷さを感じる

  1. みやっち☆あちち on 2011/03/23 at 00:34 said:

    激しく同意。特にフジTVの酷さにはあきれるばかり。バラエティーのノリで弱者報道する姿勢は全く偽善的ですね。
    また他局でもTV関係者の失言が漏れ聞こえてきています。
    所詮は「人事」。帰る家が有り、東京でぬくぬくとしている人間が野次馬的視点で番組作りしてる感がありあり。
    民放全局で同じコンテンツを垂れ流す姿勢はTV関係者の底の浅さを露呈しています。
    こんな時こそ全局キャンペーンを張って地域毎の必要な情報を収集、提供する分担放送するべきです。
    有線のいらないインフラとしての自覚が足りない。
    今更TVが流す情報が真実なんて思わないが、高齢者等の情報弱者間におけるTVへの依存度はまだまだ大きい。
    マスコミが健全性を示さないと本当にネットにとって代わられると当事者達は気づいていない。

  2. 多分、気づいているはずなんだけど、変われないんだろうね。これは放送局だけじゃなくていろんな企業とか役所にも言えること。これをきっかけに良い意味で変われればいいと思うんだけど…

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Post Navigation