2009年8月9日〜12日 今年もやってきた5回目のかわらっこ…でも…
今年もかわらっこ
今年も例年通り夏休みはかわらっこで遊ぶ計画です。とはいえ、例の高速道路1,000円の影響で渋滞が心配…ということで、3時起床、4時出発で出かけることにしました。
出かける前に現地の天気予報を調べてみると、”雨”、降水確率は、”100%”…
まぁそれでも、
- ずっと降ってるわけではないだろうし
- 降っても設営の間だけ止んでれば大丈夫だし
とあんまり気にしない(しても仕方がない)ようにして出発しました。
家を出る時点で、既に小雨が降り始めているのでママが一本傘を持って行くことに。この時点ではあくまでも”一応”ということでしたが、これが後々正解になるのです…
一日目
最初は小雨だったのが、段々と強くなっていき四国を走る頃には激しい大雨。山の斜面から水を抜くためのパイプからも大量の雨水が流れでて、雨の量の多さがよくわかります。それでも、時折雨が弱くなることもあったので、多少の希望を抱きながら現地に向かいました。
かわらっこに到着した時には、雨はそれほど強くなかったのですが、おそらくサイトは水たまりになっているだろうなと思いつつ、受付へ。
受付で出迎えてくれたのは、毎年行く我が家を覚えてくれているスタッフの一人伊与田さんで、開口一番「やりますか?」でした(笑)。さすがにこの日はカヌーは無理で、キャンセルも続出、サイトの方もテントが一張りしかない状態。
仰るには、今日は下段のサイトが浸かるぐらいには増水するだろうということで、民泊を紹介してくだいました。宿泊先は紹介してくださった伊与田さんの自宅。
さすがにテントを張るのは無理だろうし、車で一泊することを覚悟していましたが、サイトが浸かるまで増水するとなるとさすがに心配なので、お世話になることにしました。
場所は、かわらっこからすぐ近くの小学校のそばで、家は高台の上に建っています。前日泊まったお客さんの後片付けが済んでいないということだったので、場所だけ確認させて頂いて夕食の買い出しに再び中村市街へ。
楽しみにしていた川で遊べないということで、里紗がかなりがっかりしていたので、時間もあることならカラオケにでも行ってみよう(里紗はカラオケに行ったことがありません)ということに。
iPhoneの地図を使って中村市街で探したところ何軒か見つかったので、行ってみたのですがどこも駐車場がなく車で行くことができなかったのでこちらも断念。結局、いつものサニーマートへ買い出しに行って戻ることになりました。
戻ると部屋の準備が出来ていたので、キャンプ道具は車に残し必要な荷物だけ持って入ります。自宅といっても、家族のみなさんと同じ家に泊まるのではなく、別棟の一軒家に泊まります。昨年(2008年)建てたばかりということでまだ新しい家の匂いがします。大きなお風呂とキッチンももちろんあるので、自炊も可能。
とりあえず寝るところが確保出来て一安心というところですが、時々入る放送では1時間に70〜80cm単位で川の水位が上がっているとのこと、それがどれぐらいのものなのかはさっぱりイメージが出来ないのですが、伊与田さんの話では自宅下の道路は浸かってしまうだろうとのこと。川からここまでは結構離れているのですが、川と繋がっている用水路か逆流してくるのだとか。
とりあえず、車を自宅横のガレージにいれさせてもらってこちらも退避完了。これで安心して眠れる状態になりました。
二日目
深夜に目が覚めて外を見た時には、まだ道路は浸かっていなかったのですが、朝起きてみるとこんな状態になっていました。
夕方になって、水が引いた状態が↓こんな感じですから、どれだけ浸かっていたかがよくわかると思います。ちなみに下の写真の道路の左右に見える大きな水たまりは田んぼです。この時、田んぼはまだ水に浸かった状態でした。
話によると、朝の6時ぐらいの時点ではまだ浸かっておらず、まもなく浸かるだろうということで、倉庫の荷物を引き上げたそうです。それから水没するまで約30分ぐらい、来る時はあっと言う間に上がってくるんだとか。
よく、増水で人が流されるというニュースを聞きますが(この翌日に兵庫県の佐用町でもありましたが)、それだけ短時間の間に一気に水が上がってくると経験の無い自分たちの様な人間だと予想が出来ないなぁと、あらためてその恐ろしさを実感しました。
朝の時点では、まだピークは来てなくて(上流に水が残っている)、上流から徐々に引き始めるのであと5時間後ぐらいで水が引くと言われていたのですが、それもほぼその通りだったのにはビックリ!さすがに地元の方は慣れているというか、上流でどれだけ水嵩が増えるとどこまで浸かって、上流の水の減り具合でいつ頃引くのかがわかるようです。
ちなみに、バッタやこおろぎが泳ぐ姿を初めてみました。バッタはともかく、こおろぎは結構速く泳ぎます。その他にも蜘蛛も泳いでいたとか、この地域に住む虫や動物も慣れているのかも…
それと田んぼで鯉が泳ぐ様子も見ました、本流の強い流れから逃げてきたのが田んぼに迷い込んでくるようで、増水した日は用水路の入り口のところで網を持って待っていると鯉がやってきて、簡単に獲れるんだそうです。
結局、この日動けるようになったのは夕方になってから。お昼過ぎには道路は見えるようになったので動けるようにはなったのですが、他の道路の状況が分からないので、一応ある程度時間を置いてから買い出しに出かけました。
この日の夜は餃子を焼いたのですが、伊与田さんのお誘いで伊与田さん宅で飲むことになりお邪魔してきました。ビールに、鰹のお造り、天然うなぎの白焼き、鮎とたっぷり用意してくださってて、美味しく頂きました。(^_^)
天然うなぎは、伊与田さん自身が獲ってきたもので身が締まっていて、骨も少なく美味しかったです。(^_^)/
里紗はというと、持ってきた宿題をやったり、伊与田家の子どもたち(4年生の優花ちゃん、3年生の遥輝君、1年生の朝陽君)と一緒に遊んだので、退屈せずにすみました。
退屈どころかとても仲良くなって、優花ちゃんとは一緒にお風呂にも入ってましたよ。(^_^)
それから、夜には星空を観られるほど天気は回復していて、今回の一つの予定だった星空の観察もなんとか出来ました。星が見える〜って喜んでいたら、そんなに特別なことかな〜って言われましたけれど…(笑)こっちでは当たり前ですもんね。
三日目
前夜、明日は学校があるので里紗ちゃんも一緒に行って見学してきたら?という勧めがあって、里紗も一緒に学校へ行くことに。登校日とかではなくて、四万十市の音楽祭と水泳大会があるのでその練習のために登校するのだとか。さすがに水泳まで一緒には出来ないので、音楽祭の練習だけ見学と参加させて貰ってきました。
全校児童で30名弱らしくて、各学年の人数も少ない中、伊与田家に3人の小学生が居るっていうのはある意味凄いです(笑)。
里紗だけ先に帰ってきた後、川の様子を見に行ってきました。
さすがに水は濁っているし、いつもなら高い沈下橋も今日は低く見えます。だからといって怖くないかというと、流れが強い分かえって怖かったです。
かわらっこの方の様子も見に行ってきました。
こちらも水はかなり濁っていますが、陸に近い部分の水は澄んでいるので、それなりには遊べそうです。とりあえず、足をつけるぐらいにしてお昼ご飯の時間になったので、引き上げてきました。
午後になると伊与田家の子どもたちも帰ってきたので、みんなで川へ遊びに行くことにしました。
上流の黒尊川の方は水も澄んできているとのことだったのですが、まだ流れが速かったので無難にかわらっこで遊ぶことに。まだ全体的に水は濁っているので、泳ぐには向いてませんでしたが、水鉄砲、水の掛け合い、水切りをしたり、大きな石で水辺を囲ってお風呂を作ったりと楽しい時間を過ごしました。
みんなで作ったお風呂で記念撮影
そして子どもたちが作った石の芸術品達です。
川で遊んだ後は、みんなでスイカを食べて、シャワーを浴びて…
そして涼しい部屋でDS大会が始まります。DS持ってるのはどこの子も同じですね〜
DS大会の後はみんなで”けん”の散歩へ出かけました。
“けん”と言えば、優花ちゃんからスイカを貰っていて、キレイに食べていました(笑)。
けんは、おとなしくて賢い犬で僕たちを見ても吠えることはなかったのですが、それでも不審な人が来ると吠えるんだそうです。よかったよ、不審なやつに思われなくて…
夕飯は「こっちでするから用意しなくていいよ〜」と言うことで、バーベキューをしてくださいました。
里紗と優花ちゃんはピーマンのワタ抜き等野菜の準備のお手伝い
あ、みんな準備してるのに一人だけ座ってる人が!(笑)
お肉だけじゃなくて、鰹のタタキやお魚も用意してくださいました。
我が家もささやかながらスモークしたチーズやベーコンなどを用意。
みんなで記念撮影!(ママ撮影)
夕食の後、子どもたちは花火をし、伊与田ママと一緒に学校の体育館へスカッシュバレーへ出かけて行きました。といっても、子どもたちはただ集まって遊べるからという理由なんですけど。
スカッシュバレーというのは、高知県発祥のスポーツだそうで逆に言うと高知県以外ではあまり知られていないスポーツなんだそうです。確かに知りませんでしたけれど、手軽に出来てなかなかよさそうです。詳しくはここをご覧ください。
スカッシュバレー組が帰るまで、残った大人3人はビールを飲みながらダベっていて、スカッシュバレー組が帰ってからお開きとなり、子どもたちはまた一緒にお風呂に入りました。
この日は、朝から夜まで充実した一日でした(^_^)/。この二日間の鬱憤をすべてはらすことが出来た様な一日。子どもたちもすごく楽しかったようで、次の日の別れなければならないことをそろそろ気にしだしたのでした。
四日目
いよいよ最終日。優花ちゃんも里紗ももう一度一緒に遊びたがっていたのですが、優花ちゃんと遥輝君は午前中学校があり、我が家もお昼には出発しないと帰りが遅くなるのでそれはあきらめてもらうことにし、写真を送るからということでお互いに住所を交換、手紙を書くね〜ということで納得してもらいました。
で、その代わりというわけではないのですが、朝陽君は学校休みなのでお昼まで一緒に川で遊ぶことになりました。昨日作ったお風呂はどうなってるかな〜ということで、行ってみると…
案の定、川の水嵩が減ってすっかり干上がっておりました。(笑)
そしてまた、お風呂作りや石を使ったキャラクター作り、水切りなどをして最後の日を堪能してきました。
災い転じて福となす
というわけで、最初の二日間は何も出来なかったし、キャンプは出来なかったし、カヌーも出来なかったので本当なら散々な四日間になるはずだったのですが、伊与田さん一家のおかげで大変楽しく過ごせました。
事情により来年の夏休みには来られない予定なのですが、みんなにもう一度会いたいと思い、来年はゴールデンウィークに、という計画が既に組み込まれている我が家でした(笑)。
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