初めての四国旅行
今回は、我が家で初の四国への旅行。8日の早朝に家を出て、瀬戸大橋から香川へわたり、さらに高速をかっ飛ばして高知県中村市のかわらっこで3泊。かわらっこから北へ上がり道後温泉で1泊。道後温泉からはしまなみ海道で本州へ。徳島以外を全て回ってきました。
讃岐うどんは定休日に注意!
せっかく、香川に行くなら讃岐うどんを食べなきゃなるまいと、坂出ICで高速をおりました。ところが、讃岐うどん屋さんは軒並み定休日。普通のうどん店と違って普通の家でやっているようなところばかりのためか、日曜日が休みってのが多いのですねぇ。自分たちの曜日の感覚が狂っていたのと、定休日はノーチェックだったので大慌て。ガイドブックで調べ直して一路「なかむらうどん」へ。ガイドブックのかなりアバウトな地図で到着するにはかなりわかりにくい場所にあったのですが、ぐるぐる周りながらなんとか到着。
長い行列が出来ていましたが、待つこと20分ほどで念願の讃岐うどんにありつけました。ココは、自分でネギを刻むことで有名とのことだったのですが、私たちが行った時にはネギもたっぷり用意してあって、自分で刻むことはありませんでした。もっとも、かなりの行列になってましたので自分達で刻まないといけない状況だと、いつまでたっても食べることは出来なかったと思います。うどんの味は….正直それほど「うまい!」とは思いませんでした。がんばってわざわざ食べにこようかとは思いませんでしたが、味のわかる人が食べれば違うのでしょうかねぇ….
かわらっこへ
讃岐うどんで少し早めの昼ご飯の後、松山道→高知道を通ってかわらっこへ。奈良に住んでいるとなかなかお目にかかれない海も堪能しながら。中村市に入ってすぐのショッピングセンターで買い物をして、キャンプ場についたのは夕方。雨は降っていないものの曇天と高い湿気でかなり嫌な感じ。この日は設営を終え、ショッピングセンターで買った海の幸を夕食にしました。漁業が盛んなところはどこでもそうですが、お刺身やお寿司が安い!こういうところで、海の幸を食べない手はありません。夜10時、就寝とほぼ同時に通り雨が来て、さらに湿度が高くなり寝苦しい夜でした。
川遊び
たまたま(?)同じキャンプ場に来た某ML仲間の菊池さん家のゆうき君と一緒に川遊び。里紗と一つ違いなので、良い遊び相手です。河原はキャンプ場のすぐ下にあり、子供を遊ばせやすいので助かりました。午後は川下りです。今回は、カヌー(二人乗りファルト)を持参し、もう一つ一人乗りをレンタルで借りました。カヌーを積んでのキャンプは初めてだったので積めるかどうか心配でしたが、結構余裕で積めました。要は、荷物に応じた積み方ということが出来るということみたいです。
川下り
レンタルを利用すると、かわらっこが主催する川下りに参加しなければならない(持ち出し不可)ということでしたので、自艇の分は参加料だけを払って午後からの川下りに参加。最初の1時間でパドルの持ち方や操作の仕方、艇への乗り込み方の講習があります。以前にいったフジタカヌーのカヌースクールでやったことと同じですが、初心者対象ですから仕方がありません。復習のつもりで、一緒に受けました。講習の後、しばらく練習をして川下りへ。といっても、3kmほどの短いコースですし、途中流れの強いところはありませんでしたので、物足りない感じはしました。
沈下橋ダイブ!
かわらっこから下流に向かって一つ目の沈下橋(高瀬沈下橋)で艇をとめ一時休憩(あっという間でしたが)。スタッフの方がスイカを準備してくださいました。希望があれば、この沈下橋から飛び込みが出来るというので、希望者はぞろぞろと橋の上へ。里紗に、「飛び込んでみる」と聞いてみると「行く!」という返事。なんでも怖がる里紗が飛び込めるはずが無いと思っていましたので、意外な返事。それでも上に行って高さを見れば嫌がるだろうと思ってつれていったのですが、いざ里紗の番になると「行っていいの?」という一言を残し、ジャンプ!いつも、怖がってトライするまえに尻込みしてしまう子なので、なんだかとても嬉しくなってしまって、もう褒めたおし。お父さんが一番よろこんでいたかも(^_^)
楽しかったかわらっこ
かわらっこの中でやっている”かわらっこ市”では、土地の人が作られた佃煮や鮎めし、お餅などの食料や民芸品が買えます。鮎めし、鰹めし、川エビの佃煮などどれもおいしかったです。川エビの佃煮は、素朴な味付けでとても良かったです。外では時間限定ですが鮎の塩焼きもその場で焼きながら売っていて、こちらもバツグンでした。ちょっとした買い出しなら車で30分かからない中村市街のショッピングセンター(サニータウン)があります。海のものが安くて種類が豊富なのがイイ!かわらっこでバーベキューやるならここで海の幸を買い込んでシーフードバーベキューがいいかもしれません。お風呂は、かわらっこにシャワーがありますが、サニータウン向かいの温泉が広くて、種類も多く買い物ついでに立ち寄れるので便利です。大人で500円ですがタオルやシャンプー・せっけんなどはありませんので、持参が必要です。それでも、500円なら納得できるところでした。
かわらっこでさんざん川遊びをし、 四万十川学遊館やトンボ自然公園で四万十川の自然を勉強して、あっと言う間にかわらっこでの3泊が終了しました。幸い9日の午後以降は、天気に恵まれず〜っと晴れ。初日の夜の蒸し暑さは湿度が高かったせいで、天気がよくなってからは、過ごしやすい夜が続きました。
道後へ
11日にかわらっこを撤収し、次の目的地は道後温泉です。うちのナビには出てこない松山道西予宇和ICをめざします。途中かわらっこから北へ上がってすぐのいわき食堂でお昼ご飯。今回の目的の一つだった天然うなぎや川エビをいただきました。天然うなぎは弾力があって、養殖ものと明らかに違うなぁというのを実感。うまかったです。
かわらっこから道後へは、途中の細い山道を除いては快適にすすみ、途中カヌー館へよったりしながら、夕方4時にはホテルの部屋にはいりました。久しぶりに畳敷きの広い部屋で、”ゴロっ”とできるのが嬉しかったです。
道後温泉本館
ホテルで一休みしてから道後での目的”道後温泉本館”へ。ここは「千と千尋の神隠し」にでてくる”油屋”のモデルの一つ(いろんなところがモチーフになっているらしい)になったところで、複雑な階層の外観は油屋そのものです。
道後温泉本館には”入浴のみ”、”神の湯二階席”、”霊(たま)の湯二階席”、”霊の湯三階個室”の入浴コースがあります。浴場は”神の湯”と”霊の湯”があり、”入浴のみ”、”神の湯二階席”の場合は”神の湯”のみ入浴可能で、”霊の湯”のコースの場合はその両方に入れます。さらに二階席もしくは三階個室の場合は休憩所を利用することが出来て、入浴後にお茶とお茶受けが出てきます。三階個室の場合は、休憩所が個室になります。(文字通りですが)
せっかく来たのだから、最低でも”神の湯二階席”にしたかったのですが、休憩所はいずれも満員札止め。朝は6時からやっているとのことでしたので、その日はあきらめて入浴のみにしました。外の窓口で入浴券を買って中に入り、ガラス張りの改札口(?)で券を渡していざ浴場へ。脱衣場の広さのわりには、浴場はせまいなぁと思っていたら、後で聞いたところ男湯の方は浴場が2つにわかれていたそうな、気づかなかった。お湯はかなり熱めでかわらっこで日焼けした体にはちょっときつく、里紗と二人で腕をお湯につけないようにしながらつかっていました。洗い場にはシャワーがついているのですが、湯温のコントロールがちゃんときいてなくてこちらも熱かった。(^^;脱衣場を出たところに長椅子が置いてあって待ち合いみたいになっているのですが、ここも温泉の熱気でかなり温度と湿度が高く、お風呂上がりに待っているのがつらいぐらい。すぐに退散し、温泉を出て右手、道路を渡ってすぐのところに地ビールの店があり、迷わず入りました。熱い風呂に入った後、それも夕方のビールは格別です(^^)
坊ちゃん
道後を歩いていると、どこでも出てくるのが「坊ちゃん」「マドンナ」「漱石」です。坊ちゃん饅頭なんてのは当たり前、とにかく「坊ちゃん」がウリ。からくり時計の前では、坊ちゃんとマドンナの格好をした人が観光客相手に記念写真を撮ったりしているのですが、里紗がマドンナに夢中。可愛いキャラ大好きの里紗はマドンナに憧れたみたいです。
再び道後温泉本館へ
翌朝、5時30分に起きて道後温泉本館へ向かいました。既に10人以上の人が待っています。かならずしも観光客ばかりでなくて、地元の方とおぼしき方もかなり多かったです。6時前に入浴券の販売が始まり、今回は”霊の湯二階席”を買いました。門が開いたので、誰かが入ろうとしたところ「太鼓がなるまで待ってください」とのこと。しばらくすると、「ドン!」という太鼓の音がとしてみんな一斉に駆け出しました。どうやら駆け出したのは地元の人たちのようです。混み合うような人数でもなかったのですが、どうして駆け出したのかは謎です。一番風呂を目指しているんでしょうか?
霊の湯へは、二階へ上がります。二階に上がると、畳敷きの広間に座布団と籠が一対でならんでいて、従業員さんが一人ついて誘導してくれます。料金は700円もしないのにちょっとえらくなったような気になれるのが嬉しい。籠にタオルと浴衣を持ってきてくれます。従業員さんの説明では男性はここで浴衣に着替えて浴場へ女性は持って浴場へ行ってくださいとのこと。籠に荷物を置き、浴衣に着替えて浴場へ。浴場へは来たのとは別の階段をおりていくのですが、一体どんな構造になっているのかわからない、不思議な感じです。一番風呂を楽しんでさっきの座敷に上がると、お茶とおせんべい(甘いもの)がでてきます。お茶とおせんべいを食べ、着替えて席を立つと皇室専用の浴場(見学のみ)に案内してくれます。今は使われていないようですが、専用の入り口や玉座もさることながら、浴場の中に階段があり足下から少しずつ湯につかるよう配慮された専用浴場はたいしたものです。使っている石もかなり高いものらしいのですが、実際入る時には檜の板を敷き詰めたそうです。
旅は終わり、しまなみ海道。最後は尾道ラーメン
道後で温泉を楽しんで、今回の旅行は終わりです。しまなみ海道を通って一路家路へ….のはずでしたが、しまなみ海道を抜けてついた先は尾道。だったら尾道ラーメンを食べねば〜と探すこと約1時間。駅前ショッピングセンターで尾道ラーメンをいただきました。これもうまかった。途中寄り道しながら結局帰ったのは夜の10時でした。
今回、徳島を除く3県を回ったのですが、高知のよさこい祭り、松山の松山まつり、今回は行かなかった徳島の阿波踊りと祭りに行くチャンスはあったのですが、どれにもいきませんでした。どれも踊りがつきもののお祭りで楽しそうなので、次回は行ってみたいです。
旅が終わって
今回はカヌーメインのつもりでしたが、終わってみればやっぱり食メイン。(^^;
今回メインで泊まった”かわらっこ”はいいところでした。設備は整っているし、川がすぐそばなので小さな子供連れファミリーにはかなり向いています。川下りは初心者向けで距離も短くて物足りない感じでしたが、逆に初心者で一度やってみようかという方には、適当な距離だし、スタッフの方がデジカメで写真を撮ってくれますので、そういう意味でもいいと思います。我が家は是非また来たいと思っています。その時はかわらっこをベースにもうちょっと長い距離を漕ぎたいですね。
今回は、直前に雨が降ったこともあって、川がかなり濁っていました。一番奇麗な状態の四万十川をみれなかったのは残念ですが、私たちが行った前週と翌週に台風が来て大雨だったことを思えばそれだけでもラッキーです。是非また来たいです。
- リンク
-