2005年10月9日〜12日 八重山諸島、石垣島・竹富島・西表島へ

2005年の夏をもう一度

すっかり秋めいてきた10月、もう一度夏を味わうチャンス!ママがせっせと貯めたJALマイレージのおかげで石垣島までの家族3人分の往復航空券をゲット!石垣島を中心に八重山諸島の島々を巡ってきました。

初日から全開で!

朝7:30に自宅を出発し、10:30発の飛行機に乗って13:30に石垣島空港へ到着。飛行機を出た瞬間のモワっとした空気を感じて「あぁ南の島へ来たんだなぁ」というのを実感し、飛行機をおりてすぐワクワク感が高まってきました。預けた荷物をピックアップし出口を出ると予約しておいたレンタカー屋さんのお兄さんの元へ。レンタカーを借りてホテルへチェックインするまで30分そこそこの早さ。船の時間を確認して、早速第1の目的地竹富島へ出発しました。

竹富島へ

桟橋から出る船は30分間隔で、15時発の船を目標にホテルを出たものの桟橋近くの駐車場がわからない。周辺をぐるぐる回ってやっとのことで駐車場を見つけ、桟橋へダッシュ!なんとか15時の船にすべりこみました。

竹富島は石垣島から船で15分ほどのところで、古い町並が残る島です。島内は時間と体力があれば徒歩でまわることもできますが、レンタサイクルや水牛車があるので、我が家が水牛車に乗ることにしました。水牛車とは文字通り人間が乗る車を水牛が引っ張ってくれる車、お客さんは電車のシートの様に長いベンチシートに2列になって乗り、ガイドさんのコントロールでゆっくり進む水牛のリズムに揺られながら竹富島の町の中を進んでいきます。町の中を進むといっても石垣で囲われた家と家の間の路地を通っていくといった感じで、道幅も水牛車が通るとほぼいっぱいという細さ。角を曲がるところは道の一番外側を大回りしてやっと曲がりきれるといった感じで、そんな細い道を石垣にぶつからず器用に進んでいくのには驚きました。
家の敷地を囲う石垣は単に積んであるだけで固めてはないそうで、たまにぶつけて石垣を崩すこともあるそうです。その場合は崩れた石垣を元に戻してから再出発ということになるらしく、なんとものんびりした話です。こちらの方は台風が多いので、積んであるだけで大丈夫なのかなと思いましたが、石と石の間を風が抜けるのでかえってくずれないのだそうです。

途中、用を足したり(^^;水浴びをしながら水牛車はゆっくり進んでいきます。民家はどれも石垣に囲まれた赤瓦の木造1階建て、屋根の上には個性的なシーサーがいます。あまりにも自分たちの生活している雰囲気が違うので勘違いしてしまいそうです。たまに観光客がそれと気づかずにか民家の中でくつろいでいることもあるそうですが、みな実際に生活している家なかりなのです。自分たちが生活している場所を観光客が見に来るというのは、嫌なんじゃないかなと思ったりもしました。

約30分の水牛車のツアーもガイドさんの三線と島の民謡で終わり、最終の船まで少し時間があったのでコンドイ岬まで歩いていくことにしました。コンドイ岬まであるくこと約20分、島で唯一の小学校と中学校(同じ敷地内でした)の前を通り、幹線道路までのまっすぐな道が気持ちよかった。小さな島だということですが、全然そんなことを感じさせません、むしろ自分たちが住んでいるところの方がよっぽど狭苦しく感じる、そんな余裕がココにはありました。コンドイ岬で砂浜に遭遇、奇麗な海の色に感動してしまいました。往復に時間がかかるのでここではゆっくりできませんでしたが、それでもまずは奇麗な海に出会えてよかった、八重山に来てよかったと実感した瞬間でした。

竹富島発最終の船の時間が近づいてきたので、バス乗り場まで戻ります。バスに乗るや否や雨が降ってきて船付き場につく頃には大雨になり、絶妙のタイミングで雨に合わずにすみました。今回の旅行期間、何度か強い雨が降ることがありましたが夜に降ることが多かったので、幸いそれで予定が狂うこをはありませんでした。

やっぱりご飯が楽しみ。

この日の夕飯は、ホテル近くの居酒屋「あだん亭」で。予約で一杯だったのですが、予約の時間まで1時間あるのでそれまでならOKですよということで、時間限定でしたが石垣牛のタタキやジーマミ豆腐、スクガラス豆腐、チャンプルーなどをたっぷり楽しめました。

食事の後もう一度強い雨に会い、車を取りにホテルに戻ったお父さんはずぶ濡れに…それでも全然気にならないぐらい満足できた一日でした。(^^)v

西表島マングローブカヤックツアー

2日目は、西表島でマングローブのカヤックツアーです。西表島のツアー会社“エル・ビー・カヤックステーション”“ヒナイサーラの滝&星砂の浜コース”に参加してきました。

石垣島から西表島へはもちろん船での移動になるのですが、天候によっては西表島の船浦港行きの便が欠航になることがあり、その場合は大原港行きに乗らなければならないとのこと。ツアーの出発地点は船浦港の近くなので、大原港着になるとその分時間が必要なのと、大原港行きの便の方が30分早い出発になるので、船浦便が出るか出ないかで予定が大きく変わります。運行状況はエル・ビー・カヤックステーションから電話連絡を貰うことになっていたのですが、ギリギリまで確定せずいつでも出られる準備で連絡を待っていました。前日も海は荒れていたようですし、欠航になるかもしれないと思いながら….

船浦港へ

大原港便に乗ることを覚悟しながら連絡を待っていましたが、船浦便が出るとの連絡があり、なんとか遠回りをせずにすみました。石垣島から西表島まで約45分。昨日の竹富島行きの便よりもさらに激しい波の上を飛び跳ねるような船旅でした。船浦港へつくと、エル・ビーのプレートを持ったお兄さんが二人。声をかけると一人が車まで案内してくれ、既に到着していた4人家族が一組と共に出発地点へ移動しました。ホームページによるとツアーの出発は港になっていたのですが、この日は天候がやや悪かったため出発地点が変更になったようです。車でちょっとした林の中を入っていったところに小さな入江があってそこにカヤックが並べられていました。

ツアースタート

もう一組の車が到着すると、PFDやパドルを貰っていよいよツアーの開始です。レクチャーが始まる時、水面を小さな魚が多数飛び跳ねていきました。おそらく人間が水の中に入ってきたので移動を始めたせいなのかもしれませんが、あの魚は何という魚だったのか?聞いておけばよかったと後悔しています。

最初にパドリングやカヤックの扱い方、カヤックについている舵の操作の仕方などのレクチャーを受けます。
パドルはリバーカヤックで使うものより水かき部分の幅が狭いとんぼの羽のような形のものでした。カヤックのコース全体が浅いので底をこすらないように水かきの幅が狭くなっているとのこと。また、一般的なカヤックのパドルはブレード部分を左右で90度ひねった状態になっていて(フェザーパドル)、漕ぐ時に手首を返してブレード部分をコントロールするのですが、ここで使ったパドルは手首を返さなくてもいいように左右のブレード部分が平行なったもの(アンフェザーパドル)でした。この方が、初心者には扱いやすいのだそうです。確かにこれを機会にカヤックを始めようかというのであればいざ知らず、観光でカヤックを初めてやる人にとってはこれで最後のカヤッキングになるかもしれない。であれば小難しいことは置いといた方がいいのかもしれません。

一番やっかいだったのは舵。普通のカヤックについていませんが、カヤック内側のペダルを踏んで舵の向きをコントロールし、つまり艇の進む方向をコントロールするというものです。普通のカヤッキングならパドリングで艇の向きをコントロールするので、舵でのコントロールには慣れるまでに少し時間が必要でした。

レクチャーが終わっていよいよ艇に乗り込みます。レクチャーが終わる頃に心配していた雨が少し降り出しました。天気予報も良い予報ではありませんでしたし、覚悟の雨です。いずれにしろ濡れることですし、めげるほど強い雨ではありませんでした。まずはヒナイサーラの滝を目指します。マングローブの森の入り口まではほとんど海なので緩やかな波があり広くなっています。ここで舵の使い方を練習しながらマングローブの森入り口まで進んでいきました。ちなみに、マングローブというのは特定の植物の名前ではなくて、熱帯や亜熱帯の地域で河口などの満潮時に海水に浸る沼地に生える植物の総称です。

マングローブの森

マングローブの森へ入ると、亜熱帯という雰囲気がただよってきます。さっきまでのただの雨も亜熱帯の雨と感じるようになり、「それはそれでいいかな」「亜熱帯なんだから雨降るの当たり前、その方が風情がある」とさえ思えてしまうから不思議というか単純というか…
出発の時にはあんなに遠くに見えた滝も漕ぎ始めるとどんどん近づいてきて、1時間ほど漕いだところで艇を降りることになりました。

ジャングル〜ヒナイサーラの滝へ

艇をおりて、滝まではジャングルを通っていきます。亜熱帯のジャングルらしく木々もダイナミックものが多かったです。幕が張ったような幅の広い根っこを持った木や、根っこがつるのように石や他の木に巻き付いたりするような特徴のある木々の間を抜けて滝を目指します。途中、トカゲやカニがあちこちに居て、人間の手の入っていない自然を感じることができました。途中、滑りやすいところを登ることがあるので万が一足を滑らせても安全なように靴は踝よりも上まであるものの方が良いでしょう。
滝壺の近くでは、水が落ちてくる勢いで辺りは激しい霧と水が落ちる時の勢いでできた風で滝の方に向って立つと息が苦しい。普段は、水の量が少なく糸の様な滝らしいのですが、この日は前日の雨で水が増えていていつもよりも激しくなっているとのことでした。それでも、せっかくなのでなんとか滝の下まで泳いで記念写真を撮ってきました。

お昼ご飯

滝でひとしきり水遊びをした後、またジャングルの中来た道を戻り再びカヌーへ。少し漕いだとこで再び上陸しお昼ご飯となりました。お昼ご飯は、ガイドさんが作ってくれる八重山そばです。そばという言葉から蕎麦みたいなものをイメージしていたのですが、そばは普通の中華そばでスープもあっさりしたものだったので、あっさりめのラーメンみたいな感じでこれなら万人受けしそうな感じです。そばを普通に食べても美味しいのですが、こーれーぐーす(唐辛子の泡盛付け)を入れるとこれまたうまい!どちらもこの土地の食べ物だから当然といえばそうかもしれませんが、八重山そばには胡椒や一味唐辛子よりもこーれーぐーすがバッチリあいます。
八重山そばを食べた後、残ったお汁もペットボトルへ集めて持って帰ります。言うまでもなく自然を守るための配慮です。

ゴール

八重山そばでおなかが一杯になったら、再びカヌーでゴールとなる船浦港を目指します。しかし、マングローブの森を抜けて河口付近になるとお父さんと里紗の艇のバランスが崩れだしてまっすぐ進まない。疲れがでてきたのか、お昼ご飯の後でやったペダルの調整がまずかったのか、思うように方向をコントロールできません。そうこういう間にどんどん取り残されていってしまいます。結局、ガイドさんとママの艇が近づいてきて、里紗とママが交代することになりなんとか再出発することになりました。思えばやっぱり疲れてたのかなぁ…

最後は星砂の浜へ

船浦港でカヌーを降り、待っていた車に艇を積み込んで最後の目的地星砂の浜へ向かいます。星砂の浜では里紗用のシュノケーリングセットを1つ持っていった他に、大人用のシュノーケリングセットを1つだけ借りて、交代でシュノーケリングを楽しみました。里紗一人では心もとないので交代でするしかないかなと1つだけしか借りなかったのですが、全然問題なかったので二人分を借りておけば良かった…カヤックツアーでかなり時間を使ってしまったので、星砂の浜では帰りの時間を気にしながらちょっと落ち着かない感じでしたが、それでもいろいろな魚を見ることができ(ママと里紗はウミヘビも見た!)充実した1日を締めくくれました。

夜は焼肉

午後5時船浦港初の船にのり石垣島へ戻る。往きにも増して大きく揺れる船の中で、あやうく船酔い寸前というところでしたがなんとか持ちこたえてホテルへ戻りました。
この日の夕ご飯は予約しておいた焼肉です。石垣島の特産品の一つに石垣牛があるのですが、ママは出発前からこれを楽しみにしていました。

本当なら1日目に行きたかったのですが、既にいっぱいということで2日目の午後7時に予約。ガイドブックの地図をたよりに探しまわってようやくたどり着いた「焼き肉 やまもと」。元は大阪出身で阪神ファンの方がやっているお店で店内には阪神関係のグッズが並んでいます。店内は既にいっぱいで、空きを待っている人を尻目に席につきます。「さていっぱい食べるぞ!」とメニューを眺めいざ注文しようかとしたところ「上ロース」等上肉はすべて売り切れとのこと。まだ、午後7時にもかかわらずです。(T_T) しかたなく普通のお肉や地ビールを注文、炭の入った卓上コンロでジュージューお腹いっぱい楽しめましたが、これで上ならどんなにおいしいのだろうか?と思うと、残念でなりません。また来ようと思ってもそうそう来れるところではないし…

以外だったのがお値段。特産品のお肉なので高いのだろうなとおもいつつ、でも滅多に来れるところではないし値段を気にしてもしょうがないと思って食べていました。でも、お腹いっぱい食べてビールも飲んだ割には普通の焼肉屋さんで食べたぐらいのお値段だったので、この内容でこの値段なら絶対イイ!と更に評価アップ!やっぱり上肉を食べに来なければならないと強く心に誓いました。お店を出たのが8時ぐらいだったのですが、既にお店の前の電気は消えてていて、店内のお客さんで終了のようです。元々肉の仕入れが少ないのか?それともみんな早い時間からやってきて食べ尽くしてしまうのかわかりませんが、少なくとも午後7時では遅いということだけは確かです。

夜道をぶらぶら

やまもとを出た後、ホテルまでの道すがら気になっていたコンビニシーサーへ。シーサーの看板がインパクトのある石垣港近くのコンビニエンスストアで、石垣に到着した時から気になってました。普通のコンビニのように飲み物やお菓子をうっている以外にお土産物や写真の様なおもちゃの銃も置いてあるユニークなコンビニエンスストアで、ママは沖縄限定のお菓子を買い込んでいました。
こうして1日が終わりました、本当に充実した1日であっと言う間だったような、それでいてカヌーで滝を目指していたのが今日のことではなかったように思える充実した1日を過ごすことができました。

石垣島 白保でシューノケリング

3日目は、石垣島は白保(しらほ)の珊瑚礁でのシュノーケリングツアーです。ツアーは午後からだったので、午前中は石垣市街の市場でお土産物の買い物をした後、白保へ。
白保の民宿マエザトのツアーが安くていいという情報をママが事前に調査済みなので(大抵のことはママが調査済みですが…)、マエザトのツアーを予約、ホテルから車で約1時間、途中でお昼ご飯をコンビニで調達しながら白保へやってきました。
ママと里紗はシュノケーリングセットの他にウエットスーツをレンタル。お父さんはウエットスーツは面倒なのでシュノーケリングセットだけ借りて出発。

我が家以外に数組の夫婦連れや親子連れで船の中は満員です。予定ではグラスボートでシュノーケリングポイントまで行くはずだったのですが、マエザトのおじさんの体調が悪いとかで、別の船に乗ることに。グラスボートで海の中を見るのも楽しみだったのでちょっとがっかりだったのと、シュノーケルポイントまでの時間の長く感じられたこと。「早く泳がせてくれー」と心の中で叫びながら悶々と(笑)シュノーケリングポイントへ。

さぁ、シューノケリング開始!

シュノーケリングポイントに到着し、おじさんの説明を聞き終わるや否や誰よりも先に海へドボン!海から里紗に降りてくるようにというけれども怖がって自分から「ドボン」というわけにはいかず。なんとか海へ降りたら降りたでやっぱり怖々、ちょっと手を離しただけで怒りだす始末(^^; そんなこんなで楽しみ始めるまでに少々手間がかかりましたが、それでも綺麗な魚や珊瑚に見とれているうちに怖いのもどっかへ行ってしまいました。(^^)

今回のツアーで連れて行ってもらったシュノーケリングポイントは全部で3カ所。2カ所目のポイントでは魚肉ソーセージを貰って海へ入り、海の中でつぶして見せると「あっ!」という間に魚たちが集まってきて指先をつついて行きました。話には聞いていたので是非やってみたいと思っていましたが、海を汚すことになるので止められるんじゃないかと思いソーセージの用意はしていきませんでした。でも、どこからこんなに集まってくるのだろうか?この勢いなら海が汚れる心配は無い!そう思えるぐらいの勢いでしたので一瞬たじろいでしまうほど。
一番のお目当てだった(おそらくこういうところへ来る人のほとんどがそうだと思いますが)クマノミは可愛かった。ファインディング・ニモで一躍有名になった魚です。ファインディング・ニモはカクレクマノミでしたが、見られたのはハマクマノミという種類のクマノミでした。といっても体の白い帯の数とヒレが違うぐらいで見た目はほとんど同じ。クマノミのオレンジ色の体は他の魚よりもかなり目立っていて、すぐに見つけることが出来るます。イソギンチャクの中にすっぽり入っている姿がなんとも言えない可愛さでした。
魚たちは人間が泳いでいるのを気にすることもなく、ありのままの姿を見せてくれました。2つ目のポイントの時だったか、里紗が泳いでいるすぐ下お腹の辺りを小さな魚が一匹、まるで里紗についていく様に泳いでいるのが印象的でした、本当に魚たちと分け隔てることなくに楽しめた時間です。里紗が言うには、

 「お魚が海の中を案内してくれてるみたい」

本当にそんな感覚を味わえる不思議な時間でした。現実の世界とは違うみたい。

結局、3カ所のポイント全部で一番最初に海へ飛び込んでいたのはお父さんでした(^^;。3カ所目になると海へ入らずに船の上から眺めている方も多かったのですが、そんな中で3カ所とも真っ先に飛び込んであちこち泳ぎ回っていたので同じ船に乗っていた方から「やり慣れているのか?」と言われるほど(^^;せっかくの機会だし、少しでも長く海の中を見ていたかったので、グズグズしている理由はありませんしね。

シュノーケリングをする時の注意点

海の中は見た目よりも流れがあるので、海の中に気を取られていると流されてしまい船から離れてしまいます。適当に船の位置を確認しながら、出来れば上流(というのかな?流れが来る方向)へ向かい、海の流れに乗りながらシュノーケリングして船の方へ戻ってくるというのが楽かもしれません。流れに逆らって船に戻るのはかなりの体力が必要なので、さんざん泳ぎ回っただとかなり辛いと思います。
あと、ウェットスーツは必須でした。お父さんは横着をしてレンタルしなかったのですが、おかげで珊瑚に当たって足をケガしてしまいました。珊瑚って写真やビデオで見るとやわかそうに見えますが、かなり固いものなので素肌が当たるとケガをしなくてもかなり痛いですし、実際ケガをします。

守って欲しい自然

ここ白保では、新石垣空港の建設が予定されているのだそうです。白保だけでも100種類以上の珊瑚が確認されていて、これらの珊瑚を守るために環境保護団体や学者が建設反対運動を行っているとのことでした。どうしてこんな綺麗な海を無くしてしまおうとするのか全く理解できません。是非もう一度来たいし、ずっと守って欲しいものです。

日の入りを見に…

白保から戻った後、夕日を見に観音崎へ向かいました。日没予定時刻が18:30頃だったのですが、現地着は18:00過ぎ。空は暗くは無いものの、雲が多くて太陽が隠れてしまっていました。何とか海に沈む夕日を見たかったのですが、結局太陽は雲の後ろに隠れたまま。写真で見るような綺麗な夕日を期待していたいのですが、残念でした。

夕日は残念でしたが、白保の綺麗な海を堪能できたので3日目も充実のまま終わりました。

最終日は、川平で

4日目は、飛行機の出発までの時間を利用して川平湾へ向かいました。ここはママが今回の旅行の中で絶対行きたいと決めていた場所の一つで、宿泊も出来ればここにあるオーベルジュカビラにしたいとも思っていた程のところです。
行ってみて納得したのですが、とにかく海が綺麗。天気が良かったせいもありますが、景色が良いし、水の透明度が断然違います。海を眺め景色を眺めていると自分が日本に居るとは思えないほど。

カビラ湾では遊泳は禁止されていて泳ぐことは出来ませんが、グラスボートがたくさん出ているのでグラスボートに乗れば海の中を楽しむことが出来ます。グラスボートを営業している店はたくさんあってどこが一番いいのかよくわかりませんでしたが、とりあえず乗ってみることにしました。グラスボートとは船の底がガラスになっていて船に乗りながら海の中を見ることが出来るのです。私達が乗ったグラスボートの操縦兼ガイドさんは女性でいくつかのポイントを案内してくれます。

珊瑚礁の中は浅くなっているところが多く、珊瑚礁に近づかなければ珊瑚を見ることが出来ない、珊瑚礁に近づけば珊瑚に乗り上げたりして珊瑚を傷つけたり船が座礁してしまうかもしれない。ということで操縦は難しいと思うのですが、ガイドさんは操縦に苦労する風でもなく、話をしながら自由に船を操って珊瑚礁の中を進みます。ガラスのすぐ下に珊瑚が見えているけれど、船が珊瑚にぶつかったりすることはありません。あの操縦技術には関心しました。もちろん操縦技術だけでなく、川平湾の中を知り尽くしているからこそ出来るのでしょう。

ここでも昨日見たハマクマノミを始め様々な魚や珊瑚を楽しむことが出来ました。ありきたりですが出てくる言葉は「きれいー」「かわいー」等など、でも本当に言い表すことが見つからないのです。
ガイドさんがボール状のえさを海の中へ放り込むと海の中でサッカーが始まりました。魚達が餌のボールをつつき始めたのです、昨日のソーセージと同じですが堅く丸めてあるせいか、魚がつついてもくずれることがなく、本当にサッカーをしているように見えるのです。この時も魚達とボールが船の真下に見えるようにガイドさんが上手に船をコントロールします。

おおよそ20分ほどグラスボートでの海中見学を楽しんだ後、川平の砂浜を散歩しました。最初はサンダルを履いていたのですが、そのうちに裸足になって、里紗は水辺のしゃがみこむものだからお尻までびしょぬれになって。
本当に綺麗で、天気も良かったので空も抜けるよう。こんなところだったら一日ビーチでのんびりしていてもいいかもしれません。次回は是非ココに泊まって綺麗な海を眺めながらゆっくり流れる時間の中に身を置きたいと思いました。

そうこうしているうちに、飛行機の時間は近づいてきます。川平の海を目に焼き付けてお別れ、
お昼ご飯は川平の食堂でソーキそばと八重山そばを食べて、川平を後にしました。

川平を出て御神崎(うがんざき)をまわって石垣空港へ。

でもまっすぐ空港へは向かわず、最後に石垣港の近くのショップへ海人のTシャツを買いに。ギリギリまで時間を使い切りました。

旅のお供

前回の沖縄旅行では外へ出るとなくブセナテラス内でゆっくり過ごしたのですが、今回はレンタカーを借りてあちこち走り回ってきました。使った車は、三菱のコルト。こいつのおかげで4日間をフルに使い切った楽しい旅行ができました。

もうひとつはガイドブックですが、今回持っていったのは”沖縄・離島情報”の平成17年夏号(毎年新しいのが出るようです)と”やえやまガイドブック”の2冊。特にやえやまガイドブックは八重山諸島に限定しているので、その分ローカルな情報も多いので必携の1冊と思います。

寝ては夢…

今回の旅行で石垣島、というか八重山の大ファンになりました。また是非行きたい、今度は石垣島以外の島に泊まってみるのも良さそうだし、カビラのオーベルジュ・カビラも泊まってみたい。マエザトみたいな民宿もいいよなーと想いは尽きません、とにかくよかった。今は、泡盛を呑んでせめてもの沖縄気分を味わっています…

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